今にして思えば奇妙な行動だ。
二人して下半身は下着だけで使われてない旧校舎の階段を降りる姿は馬鹿みたいだ。
当時は何となくイケない大人の遊びをする期待と、とんでもなく悪い行動をしてると二つの狭間で妙な緊張感があった。
今でも緊張して手に汗かいてたのはハッキリ覚えてるよ。
多分自分も忘れてるんだろうけど、大雑把にはこんな感じのやり取りだったと思う。
緊張し過ぎてその時ですら記憶があやふやだったしね。
道具がしまわれた教室の、端に寄せられたマットを引っ張り出した。
外から見えない様に陰に一枚を適当にひいてみたものの、お互いにその先には進めない。
「どうしようか?」
沈黙がたまらず聞いてみた。
「え?何かねぇ、枕とか柔らか物に擦り付けるんだって、だからこうしたら?」
ユキはマットの上に、道具の中から運動会に使うであろう枕よりやや大きな、形としては玉入れに使う布の玉を2つ用意してきた。
手に取ると綿が詰まっているみたいだ。
「こういうのに跨いでやるみたい」
ユキは立ったまま自分の股間に挟んで恥ずかしそうに笑った。
「ヘェ…」
生返事しつつもユキの腰の動きに釘付けだった。
擦り付けるったって色々方法があるじゃない?
腕立て伏せみたいにするのか、跨がるのか、はたまた別の方法か。
するとユキが野田より教えられた方法を俺に教えるという。
「こうするんだって」
跨がりながら寝そべり、腰を前後に擦り付ける。
何回か動かしていると再びユキは真っ赤な顔で笑いつつ「解った?」と聞いてきた。
理解はしたが、ユキの様子も少し変だった。
多分ユキ自身も今の数回が刺激になったのだろう。
当時は恥ずかしいのだろうとだけ思い、あまり理解してなかったけど。
もう一つを手に取り、俺も真似をしてみた。
適度な柔らかさが刺激を与えて何とも言えない感覚だ。
「自分はしないで俺だけ?」
一人でこんな事をするのはかなり恥ずかしい。
ユキはちょっと迷ったが「じゃあお互い見せっこね」と言うと再び跨がった。
「野田は何でこんな事知ってんの?」
フッと浮かんだ疑問をぶつけた。
「何かね…布団にうつ伏せで寝てたら気持ち良かったんだって」
「へー。ユキは?」
「私!?私はたまたまお姉ちゃんの足に跨がったら気持ち良くて…でもお姉ちゃんには怒られたんだよね」
まぁその時本人は理解してなかったんだろうけど、お姉さんは解ってたんだろうね。
「良くない事って怒られた」
だそうだ。
「じゃあ、いっせいのーせ、で始めるから…ちゃんと最後まで見せてね」
「わかった」
「じゃあ…いっせーのせ!」
ユキはゆっくり腰を動かし始めた。
俺もユキのリズムを真似ながら腰を振ってみた。
「ハァッ…ハァッ…」と小さな吐息がユキから漏れ、時々俺の腰を見ながら確認していた。
俺はユキの吐息とその姿に妙に興奮して来ていた。
「…どう?何か気持ち良くなって来た?」
ユキが俺の顔を見ながら確認して来た。
「う、うん…何か気持ち良いよ」
あんま感じた事の無い、汚い話だが凄くオシッコが溜まっていて、それを我慢している感覚に近いのだが、それが妙に快感だった。
「アン…ウッ…ウッ…」
必死に声を抑えるユキは夢中で腰を振り始め、俺の所をチラチラ確認していたが最後は右手をパンティに滑り込ませ、モゾモゾと触り始めた。
「あまり見ないで…わたるも動かして…」
自分の動きを止め、ユキを凝視する俺に殺した声で呟いた。
「あ、あぁ…ゴメン」
俺は謝ると再び腰を動かした。
何かが出そうな感覚が強くなってきた、これを続けたら確実に出てくる感覚。
オシッコかと思ったけど、パンツを濡らすよりその快感を止める方が無理って感じ。
「ヤベッ…何か出るかも…」
ユキは相変わらで「ア…ン…ウ…ウ…」と言葉を繰り返した。
時々(クチャクチャ…)と音が聞こえて来ており、ユキからも何かが出ているみたいだった。
よく見ればパンティに手を入れた部分が少し下がり、黒い物がチラッと見える。
生え始めてまだ薄い自分なんかよりハッキリと見える位の濃さだ。
それを見た瞬間に今まで以上の快感が襲い、一瞬腰を止めようとした。
しかしそれには間に合わず、一瞬間をおいてドクッドクッと脈を打ち、何かが放出される快感があった。
「ウワッ!!」
そう声が出て全身を快感が襲い身動き出来なくなる。
その声にユキは反応して俺の股間に視線を向けた。
「ハァ…ハァ…出た?」
「何か出たかも…」
「見せて…」
「え?やだよ…」
「見たい」
「ユキも見せる?」
「え!?……良いよ…」
「じゃあ…笑わないでね」
パンツに染みが出来ており、夜に出ていた物と同じ匂いがしていた。
思いきって少しパンツを下げると先から糸を引くように粘着質の何かが出ていた。
(オシッコ…じゃない)
何なのか理解出来ないがとにかく匂いのする何かが出ていた。
「男の人はそうなるんだ…」
「お前も見せろよ…」
ユキは姿勢を直すとパンティに手をかけた。
股間に染みが出来ており、この時は自分と同じ物が女の子からも出るのかと思ったよ…
「これだよ…」
そう言うとユキは下着を膝まで下げて体育座りをして足を開いた。
男と違い、無いのは知っていたが男とは違う物があるとは思って無かったので驚いた。
その割れ目からは何か液体が同じく出ており、割れ目の回りに付いていた。
「おしまい!!」
そう宣言すると足を閉じパンティを履き直した。
俺もペロンと下げていたパンツを慌てて上げた。
「これからどうしようか?」
ユキは少し落ち着いた声で聞いてきた。
「俺…お願いがあるんだけど…」
「え?お願いって?」
「オッパイ触らせて…って言ったらダメ?」
「えー?」
「ちょっとで良い」
もはやエロガキ全開だ。
何回か頼み、交換条件としてチンコを触らせる事、絶対誰にも秘密という事で了解してくれた。
「軽くね…痛いから」
ユキに近付くと念を押された。
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