他にも色々やり取りはあったはずだがむしろ俺の方が「えー…」とか「あー…」とかグダグダしてたはずだ。
「じゃ脱いでみて」
ユキに促され、何回か躊躇いながらズボンを下ろし、体育座りで鉄壁の防御をする俺。
ユキはというと、スカートを脱いでブルマーだけになるとブルマーだけになってあぐらをかく様に座った。
言ってしまえば体育の授業やらで普段見てる姿だが、こんな状況だとやたら緊張してしまった。
「何で隠すの?」
ユキは眉をしかめながら聞いてきた。
「アホかお前?ブルマーってお前は別に体育の授業と変わらないだろ!?」
何でこんなに心臓がバクバクすんだ!?って位に焦っていた。
てか当時の可愛らしいチンコは幼いなりに硬くなって来ていた。
「え?じゃあ私も脱ぐの?」
「いいっ!!いいっ!!脱がなくて良い!!」
何かヤバい気がして慌てて否定した。
とにかく下半身がモヤモヤとする感覚が不快なのか何なのか訳が解らんし、否定はしたがユキのも見てみたいしでゴチャゴチャである。
簡単に言えばテンパってたのね、俺。
「私は脱ぐよ」
そう宣言するとユキは腰を浮かせるとブルマーを脱いでしまった。
見ちゃうよね、そりゃ見ちゃうさ。だって一応男の子だもん。
ピンクの黒いドット柄のパンティだ。
俺の頭の中では「俺が脱げと言った訳じゃないし、一応止めたし、勝手に脱いだんだから俺悪くないよな?」とも考えていた。
とにかくあんまり自慢出来る事はしていない状況とは理解していた。
「わたるもするの?」
突然聞かれた。
スルノ?するの?どういう意味?
考えが浮かばず「はい!?」って顔をしていたはずだ。
「何か…一人でするんでしょ?エロい事」
「一人でするエロい事?」
残念ながら当時はオナニーという単語も行為も知らなかったのだよ。
しかし夢精はした事があったと思うが「漏らした」と濡れたパンツを見て思ってた位だからね。
「野田が何かそんな事言ってたよ」
「何だか知らないけど、多分してないよ」
「えー!?本当の事言いなよ、私もする事あるんだから!!」
この時のユキはね、多分男は全員してると思ってたんだと思うんだよね、オナニーを。
六年生って微妙じゃない?
少なくとも俺はまだだったしね。
「どうやんの?何をすんの?」
解らなければ聞くしか無いじゃない?
ハッキリ言って意味解んないし、しかもユキは何やら知ってるらしいし。
途端にユキは赤くなってた顔を更に真っ赤にして笑いながら片手で口元を、片手は俺の腕を叩きながら声を殺しつつ叫んだ。
「バカじゃないの!何で私が言うのよ!!知らん顔しないでよ、オ…おぉなにぃ…してるかって聞いてんの!」
「おーなにぃ?」
大名兄?
何じゃそれ?
しょうがないよ、マジで知らないんだもの。
マセてるよね、女の子って男の子より。
結局ね、枕とかにチンコを擦り付けたりすると気持ち良いらしいって事を教えられたんだよね。
意味解んなかったけど。
「ユキはどうしてるの?」
「えー…まぁ…似た感じかな」
ユキが下着姿で枕に擦り付けてる姿を想像したら下半身のムラムラが強くなって来た。
結局足が痺れて体育座りを崩した俺の下半身にユキの視線が向いているのに気付いた。
パンツがテントを張っていたがもう隠さなくて良いかな?とも思ったんだよね。
よく昼のドラマとかで男と女が布団でセックスしてるシーンとかあるじゃない?もうね、ユキとそういう事してみたかったんだよね。
意味は解んないけどとにかくユキの裸を触りたかったの。
「あのさぁ…下にマットあったじゃん?あれで出来るかなぁ」
俺は思いきって聞いてみた。
「え…?わかんない」
さっきまでの雰囲気と変わりちょっと重い空気。
結局二人して下に降りた。
運動会の道具が収まる部屋にあったマットで、あわよくばユキに触ろうと言う下心満タン。
オナニーって単語も知らんかったのにね。
「試してみようよ」
俺が聞くとユキも頷き、お互い脱いだ服を持って下に降りた。
※元投稿はこちら >>