机につっぷしている尚美に声を掛けられるような雰囲気じゃなく、何考えてんだろう、と思いながらもそこはまだまだ子供、何も話してくれない尚美より、さっきの事を思い出しにやけていました。
すると「いつからやの?」机につっぷしたまま尚美が聞いてきます、慌てて我にかえり、このわけのわからない状況で、去年からとも言えず黙っていると「いつからや、て聞いとるやろ!」と前よりキツい口調で言ってきました
おどおどしながらとっさに「ほん最近や」と言うと、椅子を回してこっちを向いて、いきなり掴んでいたチューブのボンドを投げてきました。
それから取り調べのような感じで色々聞かれ、机の回りにある物を投げつけられながら質問に答えていると、徐々に怒っていた尚美の表情が柔らかくなってきました。
尚美の話を要約すると
※最近、和枝と僕が変
※その日の午後、学校のプールへ行っても僕と和枝だけが来ていない
※すぐ帰って僕の家に来るが留守
※和枝の家に突撃
尚美としては、僕と和枝がセックスしていると思い、僕を蹴ったりしたそうです、僕が、セックスはしていない、舐めたり舐められたりしているだけ、と説明したら機嫌が直ってきたのです。
今にして思えば、僕の事が好きなせいで怒っていたんだ、と誰が考えてもわかるのですが、その当時はそんな尚美の気持ちなんてわかるはずもなく、尚美に内緒で和枝と遊んでいたので怒ったのだと思っていました。それから、2度と和枝と2人で遊ばない事、舐めたり舐められたりする時は尚美とだけ、と言う事を約束、と言うか命令され許し?を貰える形になりました。
高校卒業するまでたまに和枝と遊び、何回かはバレてボコボコにされました、中1の時、和枝の処女をもらいましたが、その事だけははシラを切り通しました。
それから30分もしないうち、家の前の道を挟んだ防波堤の向こうから、船が着くエンジン音が聞こえ、両親が作業小屋から帰ってきたのがわかりました。
普段、誰かが家に遊びに来ていても、船の音がチャイムのような役割でみんな帰っていきます。
しかし今日の尚美は両親が玄関の戸を開ける音を聞いても帰ろうとしません。
母親が僕の部屋に「今日は米炊いてないでなんか取るけど何がええ?」と聞きにきた時も「おばちゃん、遊ばせてもろとるよ」といい子になっています
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