しばらくは悶々とあれこれ悩んだわたし。
ただし、それによって彼にもう来てほしくないとかいう気持ちは起こらなかった。
母はその時独身なので罪でもない。
むしろわたしとしては事の経緯が知りたかった。
やっぱり性的な事への関心が芽生えた年頃でもありましたし、今の自分なら冷静に話を聞けるとも思いました。
二人とも年齢が離れてるからわたしの父親にはならないのはわかってました。
だからこそなのか、単純に肉欲に耽る二人が物凄くいやらしく感じた。
母からしたら長年の友人を欺いてまで肉体関係に及んでいる訳です。
聞きたい事が山積みでありました。
だけど母には絶対聞けないから、どうしても彼しか選択肢がない訳で…
そうなると見たことも話さなきゃならないから、せっかく三人で仲良くつきあってた関係が崩れないかとも心配しました。
やっぱり彼が来てくれてからの方が楽しかったから。
一緒に犬の散歩をしながらあちこち散策したりしてましたからね。
そういうのがなくなるのもつまらなかった。
とにかく二人の関係には気づいてないふりをしていたから、二人は相変わらず関係を維持しているようでした。
母が休みの日に一緒に帰りを迎えられたりする時は、さっきまでセックスしてたんだろうなあと思いました。
彼には進路が別々になってなかなか会えない彼女がいるのは聞いてました。
だから、欲求不満を母で満たしてるのかとも思いましたけど、単純に体目当てってほど打算的な態度を母には取ってなかった。
わたしの前ではあくまで母親的に慕っているという態度を貫いてました。
彼の母親もうちに来たことあるから知ってましたけど、けっこう美人な方でした。
母親がキレイな人だと年上の女に対して優しくなれるものなのかとか、色々な想像を頭で巡らせていましたが、やっぱり自分の欲求には我慢ができず、わたしはついに全てを打ち明ける決心をしたんです。
それが中学生になった時です。
いちおう中学生なら多少は大人扱いをして腹を割って話してくれるかもという思いもありました。
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