「あの‥私‥」
と 愛子ちゃんが話そうとした時 女将が生2つ持って来て、
「○中さん 結婚するって?(笑)」
「俺が若い娘 連れて来たの そんな珍しいかな?」
女将「だって いつも オバサンとかお婆さんのような女の人 連れて来るんじゃないの(笑)みんな旦那持ちでしょ!(笑)」
大将「おい文! 俺の愛しい愛しい女房も 文の毒牙に掛かってんじゃ無いだろうな?(笑)」
女将「2~3回だけよね(笑)」俺「4~5回 なかった?」
女将「だったかな~(笑)」
大将「ヘ~ィ 握り一丁」
デカい握り飯にマグロの切り身が一枚乗ってました。
俺「何だよ 握り飯じゃね~か!」
大将「割って見な 中から飯太郎が出て来て 文のような悪者を退治してくれるから(笑)退治してくれよう 飯太郎ってな(笑)」
俺「そりゃ 桃太郎侍のパクリだろう(笑)それに 中身は梅干しだし(笑)」
その遣り取りに 愛子ちゃんが やっと笑いました。
飲んで寿司食って会計して
「じゃ ラブホテルに行こうか!(笑)」
「どうせ 節子ん処だろ タクシー呼ばないぞ 歩いて行け(笑)」
まだ8時 節子のスナックに5分の徒歩。
何故か若者で混んでいてカウンター隅に!
「文男さん 母さんと‥」
遂に核心に触れて来た愛子ちゃん。
「あぁ‥愛ちゃんが 覗いてたの知ってたよ‥」
「えっ 知ってとの?‥」
「初めて お母さんと遣った日 覗いてたもののね‥」
「その前からじゃないの?」
「あれが初めてさ‥」
節子ママが来て
「ゴメンね 合宿の打ち上げだって若い人達が来て 混んでて‥飲んでる?」
「勝手に作って飲んでるよ(笑)盛況で良いじゃないか!(笑)」
「続いたらね(笑) 若い彼女なんて珍しいじゃない(笑) ゴメン ゆっくり飲んでって‥」
「彼女に見えるのかな~?」
「10歳 違わないから見えるんじゃない! 愛ちゃん 彼氏は?」
「彼氏居無い歴 生まれてから!」
「だからって 男を知らないワケじゃ無いだろう!‥」
「うん‥1人は‥」
「彼女持ちか妻子持ちに遣られたか!‥」
「彼女が居るなんて知らなかったし 次の日 友達に別の人を彼女だって紹介してたって‥」
「そうか‥それ1回?」
黙って頷いてました。
「節ちゃん 此処 置くよ!」
スナックを出て タクシーで隣市へ行き、ラブホテルに入りました。
五十過ぎた年増婆さんに比べたら三十の愛子の体は太っててもピチピチでした。
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