言葉にするのが難しいんですが、天井に鏡張り、周りの壁はくすんだ緋色、暗めの灯り、壁に十字架、鞭、アイマスク、忘れてましたけど色とりどり?な首輪が掛けられていたんです。
怪し過ぎて、退廃のど真ん中に自分が横になっているような、いやらしい圧迫感が迫って来るように感じていたんです。
「ヒロインの雰囲気を味わうには、裸になってみないか?」
そう言われても断りましたけど、断りきれない自分がいたんです。
ヒロインと言う言葉にドキドキしてしまいました。
すると、服を着たままでいいから、ヒロインの真似をしてみようか、って。
頷いてはいないと思いますけど、雰囲気で頷いたようになっていたんです。正直、ドキドキドキドキしていましたから。
横を向いてニッコリ、とか、実際には裸だから脚はクロス気味に閉じてとか、胸は腕で隠すように、でもアンダーは見えるように………胸を腕で隠しながら腕で胸を上に軽く持ち上げて……まるで、服を着ているのに裸にされた気分で恥ずかしくなっていました、でも、その恥ずかしさがいやらしいんです。
すると、実際にはメイクとか照明とかあるから、こんな機会があるかわからないからやってみる?そんな事を言われまして………メイクさんは優しそうな、今で言えばオネエさんでした。
言葉の柔らかな方で、凄く誉められて、嬉しくなっていたんです。
照明さんや、反射板を持った男性まで来られていたんです。
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