『いたっ!』
抜けた後にはあいりの印がうっすらと残っている。
『おいで。お風呂で洗ってあげるから』
シャワーでそっと洗うがあいりの腰はビクッと引けている。
『なんか、痛いのは大丈夫だけど、ビクッてなる』
加えて少し身体が震えている。
『ゆっくり温まっていいからね』
あいりの額にキスして風呂を出てシーツを交換しソファーで待っていた。あいりはバスタオルで身を包み隣りに座る。
『落ち着いた?』
『うん、もう平気だよ。本当に痛いんだね』
『下手くそだったからなぁ』
『ううん、聞いてたのよりは痛くないよ。シュウ君優しかったから…』
『ありがとう』
『ううん、あいりのほうがありがとう。シュウ君でよかった。ごめんね、わがままばっかで』
『僕を選んでくれたのが嬉しいよ』
『シュウ君とエッチできた…よかった』
あいりはそう言うと腕に抱き付きスッと眠ってしまう。
まだ赤らんだ頬に縛った髪が子どもっぽい。
すっかり眠ってしまったあいりを抱き上げベッドに寝かせて布団を掛ける。
床に座り彼女の顔を眺める。長いまつげに小さな鼻、薄い唇が微かに動く。
これからあいりと真由美、どう付き合っていくかボンヤリ考える。
なるようにしかならないな…そう思った頃あいりが目を覚まし手を伸ばした。
ベッドに入りあいりを抱いて眠った。
※元投稿はこちら >>