ところがしばらくして、当の朱美ちゃんが、娘のところに遊びに来ているのに出くわした。見たところ、なんの変わりも無く、以前のままの様子にみえる。その晩、嫁に「あの渡さんとこの子、来てたね」と水を向けると「ああ、あれね、たいしたことなかったんだって、ショーパンの上からお尻をなでられただけ」と笑いながら答えた。「なんだよ、やっぱりそうか、相当盛ってある話だったな」「だいたい、悪戯されたなんて話が、あんなに具体的に、もれてくるわけがない」と笑い話で落とした。さてそれから数日後、私が休みの日、嫁は出かけて留守番していると、チャイムがなって、出てみると、朱美ちゃんがいた。「あれ、うちのはどっかいっちゃってるよ」と言うと「あ、そうなんですか」と応える。思い切って「すぐ帰るかもしれないから、ちょっとあがってまってたら?せっかくきたんだし」そう言うと、朱美ちゃんはちょっと迷ってたが、「さあ、どうぞ」とうながすと「おじゃましま~す」、とサンダルをぬいで、上がり込んだ。居間に通して、ソファーに向かい合う。今日の朱美ちゃんは、真っ白な半袖のブラウスで、丸い襟の縁がレエス、袖が膨らんだ提灯袖の上半身に、黒いタイトの超ミニスカート、おそらく去年はちょうどよい丈だったろうに、今は短くなりすぎといった案配で、形の良い両脚が、ほとんど太腿の付け根から踝までむきだしになり、足首がレエスの折り返しになっている、白いソックスが目に眩しい、モノトーンの姿だった。
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