全てのシリーズを読ませて頂きました、なるほどそういうことでしたか。
作品の傾向から、主さんの主眼や目指すべきところはおおよそ理解出来ましたが、単なる「後悔」や「背徳感」を指して「父親らしい優しい一面」と表現しようとされている点には、若干以上の違和感を覚えます。
小さな子供を金や欲望に任せて汚してしまった事に対する後悔なんて、誰にだって出来ることです。というか、やる前から後悔するに決まっています。
「小さい子を悪戯して泣かせてしまった、性格を変えてしまった」程度の行為ならばまだしも、鬼畜行為・犯罪行為に対する後悔の動機として「子供が生まれた」だけを持ち出すのは、いささか不十分です。
恐らくですが、思い描く「鬼畜」の姿を、自分の体験や主題と無理矢理関連付けようとしているために、そのような違和感が生まれたのではないでしょうか。
先述の通り、俺は鬼畜な話が大好物です。とは言っても、「悪戯体験告白」と銘打った掲示板(読み手は空想を期待していない)で、そのようなジャンルの話を高い完成度に仕上げるのは困難です。
行為自体は「悪戯」よりやや強い程度に留め、父親の後悔や背徳感を強くアピールし、なおかつ「鬼畜」と呼べる別の要素を盛り込む事が、現実味と魅力を付帯させる必須項目となりそうです。
偉そうな口振りで申し訳ありませんが、一読者の心の声と思って頂ければ幸いです。シリーズ完走お疲れ様でした。
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