やはりやってしまった。
俺は鬼畜のままだ。
あろうことかガキと混浴露天風呂にはいってしまった。
先週家族湯に入るはずだったのが入れなかったので、また今日入った。
また時間待ちの家族、カップルで一杯だ。
別々に大浴場にはいるか?
ここの奥に混浴の露天風呂があるけど、きっと男が入ってるぞ。
「うーん、私お兄ちゃんと一緒がいい。
大丈夫だよ。私みたいな子供、見られても関係ないよ。
でもお兄ちゃん、一緒にいてね。」
よし、わかった。混浴露天風呂だ。
ガキのか細い華奢な身体、他の男に拝ませてやる。
でも、絶対に身体に触れさせはしない。
ガキが本当は恥ずかしいのは分かってる。
恥ずかしくないはずないじゃないか。
それを、俺の趣味に合わせて我慢してくれるんだ。
最低限、ガキをまもってやらなくちゃ。
露天風呂の脱衣場に30代の男が二人いた。
ガキを見て珍しそうな顔をする。
ガキは物おじせずに挨拶する。
「こんにちは。」
明るい元気な小学生の挨拶だ。
この子が、鬼畜の俺から身体を玩具にされてるなんて誰が気がつくだろう。
いいかい、恥ずかしかったら出ていいんだからな。
「ううん、お兄ちゃんと一緒だもん。
怖くも恥ずかしくもないよ。」
ニコッと笑う笑顔がまぶしい。
いつものようにてきぱきと服を脱いで、最後のパンツもすっと脱いだ。
パンツは他の服の下に隠している。
「お兄ちゃん、行こうよ。」
白い小さなタオルを持っただけの白く細い裸体で振り返って俺を誘う。
男は前を隠すが女は隠さないというけど、ガキも割れ目も膨らみかけた胸も
隠さずに浴室に入っていく。
露天風呂は広い。
曇り空だけど、上が開けていて清々しい。
入浴客は男が6人と女が1人
皆50過ぎの落ち着いた人ばかりだ。
よかった。ガキの裸を拝ませるなんて意気込んだけど、露骨に覗きこむような
遠慮のない若いロリコンはいないな。
ガキはおじさんおばさんたちにも挨拶する。
「ああ、可愛いお嬢ちゃんだね。
お兄さんと一緒かい?」
「はい、お兄ちゃんが水泳の練習頑張ったからって連れて来てくれたの。」
「ふーん、優しいお兄ちゃんだね。」
「そうなの。とっても私に優しいの。」
ばか、照れるじゃないか。優しいんじゃない。鬼畜なんだ。
後から別の30位の男が入ってきた。
この男はガキを意識している。
ガキの身体を見てないふりしながら、ちらちら盗み見ているのが分かる。
まあ、おれの前でガキに手を触れるような事ができるやつではないようだ。
「お兄ちゃん、塀の向こうの景色が見えるんだね。
あ、牛がいる。牧場かな。」
ガキが、大きな岩の上に立って塀の外を眺めてる。
ああ、きれいだ。こんな子が他にいるか?
外見だけじゃなく心映えも頭脳も最高の子だ。
そこの30代の男、うらやましいだろうが絶対に天使に触れるな。
後からまた30代とガキと同じくらいの男の子が入ってきた。
一見して親子ってわかる。
男の子はガキを見て、自分の方が恥ずかしいようだ。
そんな男の子にガキが声を掛ける。
「こんにちは、私6年なの。お父さんと来たの?私はお兄ちゃんとよ。」
可哀想に。男の子は顔面が真っ赤だ。片手で前をタオルで隠してるけど、
大きくなりかけてるな。
この位の子は自分の意思で調子できないからな。
男の子は困っているが、父親は微笑んでいる。
いいな、父と息子の男同士の感覚だな。
ガキもやっと男の子の身体の変化に気が付いて、その子から離れた。
照れ隠しか急に
「お兄ちゃん、背中磨ってあげる。」
って俺の背中をタオルで擦りだした。
ガキでも気恥ずかしいってあるんだな。
「さあ、背中終わったよ。」
うん、最初に話しをしたおばさんの背中を流しておあげ。喜ぶよ。
「うん、わかった。おばさん、お背中磨ってあげるね。」
おばさん、やっぱり最初は遠慮したけど、ガキから背中を流してもらった。
「ああ、お城ちゃん、気持ち良かったよ。ありがとう。」
「どういたしまして。」
ああ、本当に良い子だ。
他の男の目に晒して自慢するのより、はるかにガキが素晴らしく思える。
温泉には1時間近く入っていたが、最後の方では男の子も気さくにガキと話しをしていた。
ガキの気さくな話し方が男の子の緊張を解いたみたいだ。
お前も将来、ガキのような良い子を彼女にしろよ。って心の中で男の子を祝福した。
湯上りのガキも素晴らしいかわいらしさだ。
天使の笑顔そのもの。
コーヒー牛乳を飲む天使も可愛いよ。
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