雨の中、午前中ガキとドライブした。
休日とはいえ、現場で何が起きるか分からないから、遠方には行けない。
何処か映画館かゲームに行こうか?
「お兄ちゃん、良かったら前に連れて行ってくれた山の上に行きたいな。」
山の上って、街を見下ろす展望台のある場所か?
「うん、小さな休憩所があった所。良いかなあ?」
良いけど、今日は雨で見晴らし悪いぞ。
「良いよ、私、もう一度あそこに行ってみたい。
あそこ、なんだかとても好きになったの。」
よし、わかった。こんな天気だから誰も来てないだろうけど行くか。
市街地から車でほんの20分。
俺の住んでいる街を見下ろす標高100メートル位の山の上。
舗装道路の終わりに車が10台ほど入る駐車場。
そのわきに1階が、休憩所で屋上が展望台のコンクリートの建物がある。
駐車場から石段を15メートルほど上がると、小さな社が祭られている。
雨の中、駐車場には1台の車もない。
車を降りて休憩所に入ったが、もちろん誰もいない。
思ったよりきれいに掃除されている。
いきなりガキが言った。
「お兄ちゃん、裸で外に出ちゃだめ?」
ドキリとした。
ガキが俺の部屋に転がり込んでいた初めの頃、鬼畜の俺は寒いさなかに
ガキに野外露出させようと思ったことがある。
変態DVDの画像を実際にしてみたかったんだ。
幸い実行はしなかったが・・。
雨が激しいし冷たいぞ。どうしたんだ、急に?
「ごめんね。私、変態だからだと思う。
昨日もお兄ちゃんに可愛がってもらったのに、こんなことばかり想像しちゃうんだ。」
私、本当にいやらしい子なの。」
ううん、きっとお前は、俺の頭の中を見れるんだ。
俺が密かに望んでいることを感じ取って、俺に過ちをさせないように、自分が犠牲になって
くれているんだ。
よし、お前が本当にやりたいのなら脱いで良いよ。
車に俺の仕事用のタオルとかもあるし。
なにより今日は人が来ないだろうから。
「ごめんね、お兄ちゃん。
いつも私の願いを聞いてくれてありがとう。」
ガキが身に付けていた衣服を脱ぐ。
ショーパン、Tシャツ、キャミソール、靴下、そしてパンツ。
髪を止めていたゴムも外した。
おい、足は、履物はどうする?
「大丈夫。舗装されてるから裸足で行くね。」
あっと言うまに裸になったガキは、土砂降りの雨の中に出て行った。
俺も慌てて傘を差して跡を追う。
駐車場の真ん中で両手を広げて空を見上げるガキ。
「すごいや、私、雨を身体中で受けてるんだ。」
寒さや気後れとか、全然感じさせない口調だ。
「展望台、登ってみるね。」
裸足でコンクリの階段を上るガキ。
引き締まったガキの尻の跡に付いて、俺も展望台に登った。
街は土砂降りの雨でかすんで見える。
「晴れてたら、街中から見られちゃうね。」
ガキの横に立って、ガキの横顔を覗く。
少し上気したような、うっとりしたような感じだ。
俺がガキが生理の時、パンツ穿かせずに買い物に連れて行ったりした
から、露出を覚えてしまったんだ。
こうなったら、ガキが露出しても襲われたりしないように守ってやるしかないだろう。
展望台を降りたら、休憩所に戻るかと思ったら違った。
「お兄ちゃん、もう少しだけ。
あの神様にお参りしたいの。」
上の方の社を指さす。
「お兄ちゃん、ここで待っててくれたら良いから。
誰もいないし、一人でお参りして来るね。」
とめる間もなく、全裸裸足のガキは石段を登り始めた。
なんとなく気押されしたが、すぐガキの後を追う。
上の社はどんな神様が祭られてるか分からないけど、なんとなく清々しい気配がする。
社の正面に立ったガキが、ずぶ濡れの頭を深く2回垂れて、顔を上げると胸を張って
パンパンと柏手を打った。
不思議だ。雨の中なのにすごく響く。
ガキはまた深深と頭を下げた。
顔を上げると、俺の方を見てにっこり笑う。
ずぶ濡れの全裸のガキの姿が、何故か神々しいように感じられた。
「お兄ちゃん、ありがとう。
お参りして気持ちが良かったよ。」
もう、良いのかい。では、戻ろうか。
休憩所の中に入って、ガキをタオルで拭いてやりながら話しかけた。
裸んぼの女の子がお参りして、神様驚いてるかな?
「ううん、優しい神様だったよ。
私の事、見てくれたみたいに感じたよ。」
そうか、神様いたのか。
でも、どうして裸でお参りしようって思ったんだい?
服を着てからお参りした方が良くなかったかい?
「ごめんね。
私、自分の嫌らしい身体を神様に正直に見せた方がいいと思ったの。
お兄ちゃんに見られたくて、わざと裸で雨に濡れる変態ですって。」
そうか、やっぱり雨の中の露出を俺が見たいって分かってたんだな。
「神様に、お兄ちゃんがずっと健康で幸せでいますようにってお願いしたよ。」
それってつまり、ずっとお前が俺と一緒にいてくれるってことだよ。
とにかく寒くなかったかい。
「うん、今頃、少し寒くなっちゃった。」
タオルの下でガキの乳首が固くなってる。
皮膚に鳥肌が出ちゃったね。
さあ、服を着たら温泉の家族湯に行ってみようか?
「エー、温泉?家族湯ってお兄ちゃんと一緒に入れるの?」
ガキは大喜びだ。
俺のために全裸で神様にお参りしてくれるガキ。
ガキは本当に神様と話ができるんじゃないかって思ってしまった。
お局様の言うとおり、女の子の姿を借りた神様なのかも知れないな。
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