ガキは春休みに入って俺の部屋に住み込み状態だ。
毎朝、朝食ができたら起こしてくれる。
出勤の時は、ガキの特製弁当を持たされている。
弁当もありがたいけど、本当にうれしいのは帰宅した時
だな。
明かりが点いてて料理の匂いがして、天使の笑顔が迎え
てくれ、玄関入ると飛びついてくるんだ。
世の中のおとうさんが、帰りに子供にお菓子の一つも買
って帰ってやりたいって気持ち分かるよ。
一緒に入浴して一緒のベッドで眠る。
変に思われるけど春休みになってガキの身体に入ったのは
1回だけ。
むしろ、どうしたらガキがかわいく天国に逝ってくれるか
の方が興味あるんだ。
先日、一回逝せたらその後、ガキがすまなそうな顔で俺の
男を指で愛撫し、口に含んでくれた。
不慣れで大きな異物を口に含んで苦しそうだ。
鬼畜の時は、その苦しげな表情を眺めて喜んでたんだが。
もう良いからやめろって言ったら、ガキが悲しそうな涙ぐん
だ目で見上げてきた。
「ごめんなさい。私下手だよね。」
いや、違うんだ。俺の方こそ悪かった。
お前の気持ちが分かってなかった。
俺を良くしてくれたかったんだよな。頼むよ。
ガキが嬉しそうに瞳を輝かす。
「うん、ありがとう、おにいちゃん。」
数分で逝きそうになった。
テクニックじゃないんだ。
古い変な言い方だけど心の込め方っていうか・・。
出そうだ。口を離せ。
でも、ガキは口に含んだままだ。
見上げる目が「いいよ」って言ってる。
やってしまった。天使の口に射精しちまった。
ガキに吐き出すように言うと、首を横に振る。
そのまま飲みこんでくれた。
無理しなくて良いのに。
こんな汚いもの吐き出せばよかったのに。
「ううん、おにいちゃんのだもん。
汚いわけないじゃない。
私、飲めてうれしいよ。」
ニコって笑って答えてくれた。
俺の罪悪感を消し去るような、可愛い、いや
神々しいような笑顔だった。
ガキは俺のために無理してるんじゃないんだ。
ガキが幸せと感じるようにしてやろう。
終わった後、裸で俺の胸にすり寄ってくるガキ
のかわいらしさは相変わらず。
安心しきった寝顔。
すーすーってかわいらしい寝息。
寝言で「おにいちゃん・・」って囁かれた時は、
俺の心は天国まで飛んでいった。
遭難事件以来、俺の職場でもガキは有名人らしい。
それはそうだろう。
会社が家族に連絡する前に押し掛けてきて、社員を半ば
脅して現場まで連れて行かせた女子小学生だ。
今のところ、表向きは親同士がいとこの遠い親戚の子と
言ってある。
すごいしっかりした子だな。会社に連れてこいよ。
私達も会ってみたいわ。このお弁当その子が作ったの?
と男女を問わず人気者のようだ。
お局様から冗談半分だろうが言いあてられた。
「現在婚約中の可愛いフィアンセってとこでしょ。」
そうですよ。そのとおりです。苦笑いして答えた。
「大切にしてあげなさい。裏切らないようにね。」
それは誓います。命を掛けても・・。
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