今日からやっと会社も休みだ。
ガキ冬は休みに入ってオレの部屋に来ていたけど、
昨日から、寂しそうな表情をする。
原因は分かってるんだ。
オレが年末年始に実家に帰る間、一人で残されると思ってるな。
ガキの母親の再婚先に行くのもあまり愉快じゃないだろうしな。
一人で
自分の家か、オレの部屋に一人きりなのは寂し過ぎるよな。
ガキに聞いた。
今年もオレの家に来れるか?
目を見開いて、驚くガキ。
「あの、良いの?また、行っても。」
オレがダメ、って言ったりしたら、お袋からオレが叩き出されるよ。
家族皆で待ってるんだ。
ああ、今年はお父さんの写真をもっておいで。
お父さんも一人だと寂しからね。
あっという間に、オレの首にガキが抱き付いて来た。
「ありがとう。お兄ちゃん。ありがとう。」
一度顔を離して、オレの目を覗き込んで言う。
「本当に、お父さんも良いの?」
うん、お父さんにも、お前を大切にしてるのを見てもらいたいんだ。
オレのような鬼畜が可愛い娘に性的虐待をしてるんだ。罸が当たって仕方無いだろうけど、大切に思ってるのは本当なんだ。
さあ、明日はお前の家に行って、年末の大掃除をして、お前の荷物を作ろうな。
ガキが答えた。
「お掃除は終わってるの。時間があったら何かお料理作って持って行きたいな。」
Ok、また家族にお前の自慢話が出来る。
簡単なので良いからな。
今からガキを連れて出発だ。
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