年末の激戦の中、土日に束の間の休日が取れた。
ガキにメールする。久しぶりに会いに行けるぞ。
ガキから返信が来た。「私が行って良い?」
良いけど、明日の土曜に来るのか?
「ううん、今晩行きたい。」
今晩は遅くなるぞ。
「お兄ちゃんのお部屋で待ってるから。」
いいか、暖房入れて、ベッドで寝て待つんだぞ。
「分かりました。遅くなっても気を付けて帰ってね。」
やっぱり帰りは11時過ぎ。部屋に灯りが付いてる。
ガキは寝ているかな?
鍵を差し込む。同時に内から鍵が開いた。
「お兄ちゃん、お帰りなさい。」
いきなりガキが飛びついて来た。
細い身体を抱き締める。
ああ、ガキの香り、ガキの体温、ガキの柔らかさ。
ガキが頬を擦り付けてくる。
ハッと気が付いた。
ガキは裸じゃないか。
どうしてだ?寒いだろう?
ガキの顔が恥ずかしいのか、興奮してるのか、赤い。
「お兄ちゃん、1年ありがとう。」
ああ、そうか。ガキと出会って、もう1年か。
「日曜日まで、いっぱい恩返しさせてください。
わがままな私を守ってくれたお礼をしたいの。」
部屋の中には暖かい鍋が湯気を立てている。
やっぱりありがたいな。
今晩は可愛いガキの身体を見ながら、久しぶりの夕食 だ。ただ、ガキにパンツだけは穿かせた。
可愛い若草が気になるのか、やはり思春期の女の子な。
パンツを穿くように言った途端、ガキがまた抱き付いて来た。
「お兄ちゃん、どうしてそんなに優しいの?」
こいつ、どうして鬼畜のオレをそんなに思えるんだ?
まあ、いいか。
金曜日はガキの世話で鍋を食ったら疲れのためかダウンしてしまった。
ベッドに横になったオレをガキがマッサージしてくれる。
10分持たなかった。
熟睡だ。
土日のことは、また書こう。
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