金曜の夜にガキからメールがあった。
「明日、行っていいかな?」
俺も会いたいよ。
でも、年末の仕事ラッシュが始まったんだ。
きっと帰りが遅くなるぞ。
「うん、お仕事がんばって。
私、お兄ちゃんの部屋の冬支度しておくから。」
冬支度?べッドのシーツを冬ものに替えてくれるのかな?
ありがたいな。頼むよ。
そして土曜の夜、帰宅は午後11時だ。
部屋に明かりがついてる。ガキが来てくれてるな。
俗な言い方だけど胸がほのぼのするよな。
ただいま。今帰ったよ。
この挨拶ができるってだけで、なんと幸せなんだろう。
「お兄ちゃん、お帰りなさい。
お仕事、お疲れ様。」
ガキは、自分が仕事をしたことないのに、仕事をする男に理解
があるんだ。
これもありがたいことだ。
部屋に入って驚いた。
おれの部屋に炬燵ができてる。
これ、どうしたんだ?
「炬燵じゃないの。
ホットカーペットに炬燵布団掛けたの。」
うん、そうか。テーブルはもともとあったやつだね。
でも、敷いてるのと掛けてる布団は、どうしたんだい?
「カーペットと、私の家から運んだの。」
どうやって?車でも雇ったのか?
「ううん、JRに乗せて持ってきたよ。」
ちょっと待て。かなりの重さと大きさだろ。
お前一人でJRに乗せたり、駅からここまで運べるか?
「平気だったよ。2回に分けて運んだから。」
なんだって?お前、家からここまで2回来たわけか。
「うん、JRのお客さん、みんな親切だった。運ぶのや
切符買うの手伝ってくれたよ。」
参りました。
そうだよな。俺のガキが重たい物運んでたら、誰だって手伝って
やりたくなるよな。
炬燵の上にポータブルコンロ。
鍋がことこと言っている。
いかにも温かそうな光景だ。
ガキと向かい合わせの夕食。
片づけが終わってから、おれの胡坐の上にガキを坐らせ、一緒に
炬燵に入る。
自然にガキの太股を撫でてしまう。
嫌がらずに、軽く目を閉じて俺にされるがままのガキ。
ショーパンの前チャックを外す。
パンツの上から可愛い所を撫でる。
微かに若草の感触。
「お兄ちゃん・・・。」
甘えたようなガキの声が聞こえる。
胸にも手を忍ばせる。
ガキの呼吸が激しくなった・・。
俺のを入れはしなかったが、充分に感じてくれた。
そのまま二人で炬燵でごろ寝だ。
ああ、温かい。
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