冬休み7
投稿者:雪だるま
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2010/01/22 20:43:37 (BAA6Apfp)
年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です
買い物に行こうと思ったが、ここは他県、思い浮かぶ商業施設もない
ナビに頼る事にした
俺の車には、コンシェルジュサービスが付いている
電話をするとオペレーターのお姉さんが「○○様ですね」と出る
彼女はこれを聞いて「何で分かるの?」と言ってしまた
お姉さんが「登録されたお車からのお電話は、こちらで認識させて頂いています」と答えた
「わ~!凄い~!」と大喜び
お姉さんが「本日はどの様なご用件でしょうか?」と聞くと「寒いから、温かい服を買いたいんだけど、場所が分からなくて、○○さんが電話したんだけど、教えて貰えるんですか?」と勝手に会話しだした
面白そうなので、彼女に任せてみた
お姉さん「こちらでお調べ致しますので、少々お時間頂けますか?」
彼女「はい!お願いします!」
お姉さん「防寒着で宜しいですか?予算等もお教え頂ければ詳しくお探し致しますが如何でしょう?」
彼女「防寒着って何ですか?コートは着てるので、ババシャツかタイツみたいのが欲しいんです。予算は安いやつ!」
お姉さん「ババシャツかタイツですね。予算は安い方がいい。これで宜しいですか?」
彼女「はい!お願いします!」
お姉さん「では、お調べしてご連絡させて頂きます。有り難うございました」
彼女「お願いします!」
彼女は、通話中ず~とお姉さんの声の聞こえる、ルームミラーに大声で話し掛けていた
笑いそうになるのを、必死に堪えてたので、通話が終わった途端、我慢の限界を越えて、大笑いしてしまった
お姉さんの復唱も可笑しいが、ババシャツも無いだろう
彼女は、笑ってる俺も気にせず、ルームミラーを見てお姉さんからの連絡を待っていた
さて、お姉さん、何処を案内してくれるのか?楽しみだ
お姉さんから連絡がきた
お姉さん「○○様お待たせ致しました。次の出口で降りられるルートでお調べ致しますと、該当するお店が3件ございました。画面に表示なさいますか?」
彼女「お願いします。わっ~!勝手に地図が出た~!この店知ってる~!この店にする!」
お姉さん「その店で宜しいですか?ルートの設定も致しましょうか?」
彼女「お願いします!」
お姉さん「ルートの設定をお送り致しました。他に何か、ご用は御座いますか?」
彼女「もう無いです。ありがとうございます」
お姉さん「では、お気を付けて、安全運転でお願い致します。本日は有り難うございました」
彼女は電話が終わった途端、「どうなってるの?車が喋ったり、地図が出たりしたよ。お姉さんは何処に居るの?何でこっちの事分かるの?」と言い出した
GPSや遠隔操作やBluetoothの説明が面倒なので、「凄いね~!」で済ませた
設定された店は、全国展開してる店で、彼女も普段から利用している様で、商品棚からお目当ての商品を直ぐに選んできた
車で着替えさすのも可哀想なので、レジを通してから、店員さんに頼んで試着室を使わせて貰った
車に戻るのも、温かくなったからか?スキップまでしていた
俺の分も買いたかったが、メタボ中年御用達の、4Lなんてサイズはないので、近くにあったホームセンターで、カイロを大量に買い込んだ
彼女に、カイロを背中に貼って貰ったので、ぽかぽかになった
初詣の準備は整ったが、まだ時間が早い
出先で時間潰しのネタも無いので、周辺をドライブする事にした
大して見るべき物も見当たらず、ただウロウロするのにも疲れてきた
当然、彼女も同じ気持ちだった様で、お決まりの「つまんない~!」が出た
昨夜の寝不足もあったので、「ラブホにいって休憩しようか?」と聞くと、「いいよ!」と快諾
しかし、この日は大晦日
IC近くのラブホは満室のオンパレード
クリスマスのラブホ難民の話しは聞いていたが、大晦日にも難民が出るとは、世の中、暇な人が多いんだな~なんて呑気に車を走らせていた
暫く走っていると、町外れに看板を発見した
看板の道順通りに進んで行くと、だんだん山道になってきた
二人で、「こんな所にあるのかな~?」を交互に言い合いなから道を進んで行った
林が少し拓けた所に、目的のラブホ発見、幸い満室のランプも点いていない
少し古びた建物だったが、派手さがない分、好感が持てた
選択の余地も無いので、入る事にした
会った日には、避けたラブホも、感覚が麻痺してきたのか?旅の恥感覚なのか?気にならなかった
中に入ると、お決まりのパネル選び、彼女に「好きな所選んでいいよ」て言ってみたが、選択肢は3部屋
他の客が入って来ないかと、キョロキョロしていると、「ここにする!」と彼女が嬉しそうだ
パネルから出てきた、部屋番号の書いてある紙を取って、エレベーターに乗ると、いきなり彼女が抱き付いてきてキス
「ず~と車だったから、したかったんだ!」と小悪魔スマイル復活
部屋に入って驚いた!
照明がまっ赤の、SM部屋だった
なんでこの部屋にしたのか?と尋ねると、「面白そうだったから!」なんだそうだ
彼女は、ベッドに飛び乗ってみたり、怪しげなオブジェを触ってみたり、拘束具を着けてみたり「面白い~!」と上機嫌で部屋中を回っている
一方、俺はお決まりの風呂の湯張り、料金表のチェック、マッサージ機のチェックをしていた
拘束椅子が、風呂の洗い場横に置いてあるのには少し驚いたが、汚れてもいい様にしているんだなと、妄想しながらチェックをしておいた
楽しそうにはしゃいでいる彼女を捕まえて「お風呂入るよ」と言うと「はい」とやけに素直
ソファーの所で、脱ぎだした
何回も見てるのだが、彼女の体はキレイだ
中肉中背、大きな胸にくびれた腰、よく引き締まった尻と太股、長い足に締まった足首
どこも弛んだ所がない
一緒に裸になる事が、恥ずかしくなってしまう
ベッドに腰掛け、無言で眺めていると、彼女が気が付き「目がエロエロになってるよ!」とからかってきたが、真剣に見てたので、真顔で「おいで」と言い、近付いてきた彼女を強く抱きしめた
彼女が「変だよ!」と言ったので、我に返った
確かに(変)だった、偶然飛び込んできた彼女を、今は離したく無くなっている
美人だから?スタイルがいいから?周りの男に羨ましがられるから?違う!
確かにそれもあるが、一番は、(頼られてる)からだと感じていた
寒空の下で、孤独と不安を感じていた彼女に会って、助けた
今、彼女に世界中で一番信頼され頼られてるという自負が心地よい!
必要とされる歓びを、離したくないんだ
きっと彼女は、離れていく、その時までは…
「寒いよ!」と言われて急いで一緒に風呂に入った
何回入ったかな?ホントに二人は風呂好きだ
相変わらずのルーティーンをこなし、イチャイチャしていたら、やっぱり彼女も、拘束椅子が気になるらしい
「座ってみてもいい?」と聞くので「どうぞ」と言って、湯船から眺めていた
周りを見た後、椅子を叩きだした
「座っても大丈夫かな~?」と言って、返事も待たずに座りだす
少しだけ椅子に座って、「冷たっ!」と言って立ち上がる
洗面器にお湯を汲んで、「これかけたら、平気だよ」と言って渡してやった
足元を気にしながら、ヨロヨロとお湯を溢しながら、戻っていった
座った状態で、こちらにピースサイン
なんのこっちゃ?と思いながら「足は開いて台に乗せて、両手は後ろの木に万歳の格好で付けるんだよ」と言うと、恥ずかしがりながらも試している
万歳はするが、流石に股を開いて足は乗せれないみたいで、片足を乗せては、手で股間を隠している
股の間に、頭を挟んで舐められていた相手に、全裸状態で恥ずかしがるのが、面白い
少しのぼせてきたので、近くに行ってみる
「ベルト着けてあげるね」と言って、まずは手を万歳させた
手首にベルトを巻いていると「外してって言ったら、絶対外してね!」と言うので、笑いながら「ハイ・ハイ」と返事すると、「絶対だからね、絶対!」と念を押してきた
両手を拘束してから、前に回った
彼女の前で、跪いて足を持つと、「絶対!嫌だって言ったら外してね!」と言っていたが、敢えて返事しなかったら「ダメ~!約束して~!」と足をバタバタさせて掴ませない
「分かったから、ジッとして」と言って、止まった足を掴んで拘束した
両足を拘束して、顔を上げると、目の前に股間があり、縛られた状態で、何とか隠そうと足を動かせて「見ないで~!」と言ってる
彼女が居た
立ち上がり、キスをすると、応えてくる
恥ずかしさを堪えている彼女を見ると、自然に顔がほころび、「悪いこと考えてるでしょ?」と彼女に言われた
つづく
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