長野キャンプ旅行記3
食事は済んだが、あまりの満腹感に動く事が出来ず、2人共椅子にふんぞり返った状態で休んでいた
早くから用意し食べ始めたので、周りは食べ始めた頃だった
コーヒーを飲みながら満腹感の治まるのを待っていると、お隣から焼き肉の良い匂いがしてきた
最近家で同棲していても、俺の帰る時間が不規則で遅く、彼女も学校があるので早く寝るように言っているので話をゆっくりしていなかった
屋外ではあるが、2人切りの時間である
部屋ならソファーで寛ぎながらイチャイチャするところだが、そうも出来ない
テーブルを挟んで向かい側に座る彼女はニコニコ顔でキャンプが楽しいと言ってくれている
明日の予定を考える為に、ガイドブックを開いた
俺「明日の予定なんだけど、蕎麦打ち体験しに行かない?」
彼女「行きたい!でも、上手く出来るかな?」
俺「大丈夫!作ったのは自分で食べる事になるから、誰にも迷惑は掛からないよ」
彼女「も~。だから嫌なんじゃない。美味しいお蕎麦食べたいな~」
俺「じゃ、失敗しないことだね」
彼女「意地悪!」
お昼の蕎麦打ちに間に合うようにサイトを出る予定にした
彼女の母親が軽い蕎麦アレルギーらしく、最近まで蕎麦を食べた事が無かったのに、食べてみたらその美味しさにたちまち好物になっていた
そこから近くの温泉旅館でお風呂に入って帰る事にした
予定が決まって暫く話していたが、話題は周りの犬の事で、飼い主の名前は分からないが各サイトを犬の名前で紹介してくれた
煮込んでる間の居眠り中にしっかり挨拶廻りしてきたようだ
彼女の話に付き合ってると終わりが無いので、食事の片付けをする事にした
作り過ぎたカレーの処分を考えていると「勿体無いから配ってくる」と言って鍋を持って隣に行った
笑い声が聞こえ、彼女が俺を呼んだ
なんだろう?と思い行ってみると、お礼を言われ焼き肉を食べるように言われたが、食べる余地はどこにも残って無いので丁寧にお断りをすると「ねっ!言った通り2人共もう食べれないんです。ですからどうぞ!美味しいですよ」とお隣にカレーを薦め出した
「じゃ、遠慮無く頂きます」と奥さんが言って、お皿に移してくれた
まだ残っていたので、彼女は更にお隣に持って行き、空にして帰ってきた
「皆、美味しいって喜んでくれたよ」と満足顔で報告してくれた
社交的な彼女にはいつも驚かされる
片付けも終わり、直火が禁止されてるので焚き火台を使って焚き火を始めた
夜になってからは気温が下がり、焚き火にあたって丁度良い位だ
子供の火遊びのように彼女は喜び、薪を酌めてくれるので何もせずに焚き火が楽しめた
本当なら酒でも飲みたいところなのだが、1人で飲むのも寂しいのでやめた
明日は焚き火でダッチオーブンを使って料理をする予定にしていたので、彼女に道具の使い方を教えていた
すると、お隣のご夫婦が「寒くなってきましたね。焚き火良いですね~」と言って近付いてきた
彼女が「どうぞ」と招き入れ、4人で空を見ながら話し始めた
周りのサイトも食事も終わり、子供達も寝たのか?静かになっていたので、川のせせらぎをバックに雰囲気満点になった
お酒の入ったご主人は良く話すようになり、彼女をからかったりして笑っていた
キャンプの至福の時だ
笑い声も響いて、少し気が咎めるようになったので、焚き火に水を掛けて終わりにした
しかし、まだ10時を少し過ぎた位なので眠くは無かった
テントに入り、初テント寝にワクワクしている彼女を落ち着かせ、寝袋に一緒に入った
封筒型の寝袋なので、二枚を開いた状態で再び繋ぎ合わすとダブルベッド仕様になる
下はエアーマットなので快適な寝床の完成だ
フアフア感は否めないが、彼女には好評だった
地面に寝る!と思って不安だったようだ
いつものように腕枕をするとキスをしてきた
抱き締めながら「声を出すと周りにまる聞こえになるよ」と小声で伝えると「声を我慢するから」と言って半勃起状態を触り出した
最近、快感が深くなると前よりも大きな声で喘ぐので心配にはなったが、触られてるとその気になってしまった
キスを繰り返しながら徐々に彼女の体を愛撫し、脱がせていった
エアーマットのクッションで良い具合に揺れるので、指先を敏感な部分にあてがうだけで、感じ始めてきた
いつものようにマッタリと愛撫で彼女の反応を楽しめ無いので、唇を離さないようにしながら、ピンポイントで攻めた
彼女の感じるツボは心得ているので、訳もなく1度目の絶頂を迎えた
息も荒い状態の彼女を抱き締めると、抱き返してくる
彼女はこの瞬間に幸せを感じるそうだ
「我慢したけど、声は出て無かった?」と小声で聞いてきた
「川の音もあるし、今位なら大丈夫だと思うよ」と小声で返してキスを始めた
胸を揉みながら親指で乳首を刺激すると、短く声を出しては口を手で押さえた
その仕草が堪らなく可愛く、もっと虐めたくなったが、あまり続けるのも可哀想なのでキスをして助けてあげた
そのまま上に被さり、手を添えなくても入り口を迷わなくなった彼女の中にゆっくり入っていった
困った顔や怒った顏、泣きそうな顏と表情を変えながらも口を手で押さえて出ないように我慢している
少し早く動くと、我慢の限界か?「キスして」と小さい声で懇願し、上体を起こして抱き付いてきた
俺は上体を倒して応えてやり、キスをして声を抑えた
寝袋で密閉されてるので熱く感じ、足で上の寝袋を跳ね除けた
すると、今まで聞こえなかった腰がぶつかる音が聞こえたので勢いを落とし、ゆっくりピストンを始めた
その時には彼女は絶頂を迎える前だったようで、急にスローテンポになった事を「意地悪!」とキスの隙間から抗議してきた
キスをしながら釈明するのも面倒なので、浅い挿入で音を消しながらスピードは戻した
腰を持ち上げ足を伸ばしたので、タイミングを合わす為に更に早くピストンをして射精感を待った
キスの隙間から「もうダメ~、逝っちゃう~」と小声で伝えてからグッタリとなってしまった
もう少しで射精感が来そうだったので、構わずピストンを続けお腹の上に出した
ティッシュで拭いながら、「ドキドキした?」と聞くと、「誰かに聞かれてるかも?って思うと、ドキドキした」と満更でもないようだ
羞恥プレーには良い反応を前からしていたが、青姦や露出好きにはさせたく無いので、これ以上刺激ばかりを求めないようにしなくては…
パジャマ代わりのスエットを再び着て、寝袋に入った
今終わったばかりなのに、じゃれてくる彼女が可愛い
キスを繰り返しながら、眠気を待っていた
「もう、朝ですよ!」と彼女の声に起こされると、テントを朝日が照らし、目を開けられ無い程眩しかった
急いで眼鏡と時計を探しテントを出ると「おはよ!もう散歩まで行ってきたんだよ」と隣の犬と遊びながら彼女が言った
時計を見ると、まだ7時前だった
周りのサイトも朝食の準備にかかっていた
「みんな早起きだな」と言うと、「一番お寝坊さんが朝食当番だからね!」と言われた
始めからするつもりだったが、言われてするのが嫌だったので「勝手に決めるのはズルイ!ジヤンケンしよう!」と持ち掛けた
彼女も勝ち気なので「いいよ~!負けても文句は無しだからね!」と乗ってきた
朝っぱらから中年男と小娘の対決が始まった
俺「一回勝負だからね!泣きのもう一回は無し!」
彼女「OK」
2人「ジヤンケン・ホイ」
彼女「あ~!負けた~!三回勝負だったよね?」
俺「あ~あ!始まったよ!素直に負けを認めてご飯を作ってください!」
彼女「何作っていいか分からないもん!」
俺「ハイ・ハイ、分かりました。作りますよ!」
彼女「へへへ。そう言ってくれると思った!」
そう言いながらも一緒に作った
晩飯の残りのご飯と特製ベーコンを使って焼き飯を作り、彼女はインスタントのワンタンスープとサラダを作って朝食準備が出来た
温かいスープが涼しいを通り越して寒い朝には嬉しかった
焼き飯も適量で、昼には蕎麦が入りそうだ
出発にはまだ早かったので、片付けた後はのんびり過ごした
放された隣の犬が、様子を伺うように往復して、愛想を振り撒いて、「やっぱり、犬を飼いたいな~」と彼女が言い出した
隣の犬はM.ダックスのロングヘアーなので、全く興味もわかず、2つ程お隣はG.レトリバーだったので、少し羨ましかった
彼女は犬なら、いや生き物なら何でも来い!って感じなので犬種には拘りが無かったが、犬ならメス限定なんだそうだ
彼女曰く「オスはサカルからイヤ!」との事である
メスにも発情行動があるのに…と思ったが言わなかった
マンション暮らしの悲しい所で、大型犬の飼育が認められてない
違反して飼ってる人も居るが、散歩に出る度に後ろ指を指されるようで我慢出来そうに無いので諦めている
帰りを1人で待たせてるので、買ってやろうか?とも思うが、踏ん切りがつかずに結論を延ばしている
昨日からの彼女の笑顔を見てると、心が揺らいでいるのは認める
テントの上に寝袋を広げて天日干しにした
2人共太陽の匂いが大好きなので、迷わずに干した
取り入れのタイミングを間違えると効果が半減してしまうので、今日は出掛けるまでの短期干しになった
蕎麦の手打ち体験にスタート
車で小1時間の所に体験が出来る施設があった
GWなので予約無しは無謀だったが、何とか2人分の席は確保出来た
実は俺も蕎麦打ちは初体験だった
高校の時の初バイトは製麺所で、うどんを作るバイトだった
来る日も・来る日もうどんを踏み続けて、見るのも食べるのも嫌になった時期もあったが、うどんを作る行程はいまだに覚えている
蕎麦も粉が違うだけだと思っていたが、手打ちを舐めていた
2人で1つの大皿?みたいな器を使い、蕎麦粉に水を加えながら揉んでいくのだが、最も難しい十割蕎麦は蕎麦粉オンリーなので揉んでも・揉んでも固まらずに粉が自己主張すると聞いていたので、二八蕎麦にした
二割の小麦粉がつなぎの役割をしてまとまり易いんだそうだ
しかし実際やってみると、思いの外大変な重労働に感じた
コネ役は殆ど俺がして、伸ばす工程と切る工程は彼女がする分業にした
大雑把な俺が切ると、長さも太さもマチマチになる事が予想出来たからだ
意外に繊細な作業は彼女は上手い
女性特有の繊細さからなのか?
平坦に延ばした麺を綺麗に畳んで切り始める
難しい十割蕎麦を選んだチームは、畳む工程で既に切れ切れになってしまっていた
生地が折り曲げに耐えるだけのコシがないのだ
良く調べてきた人は、畳まずに開いた状態で延ばし棒?を上手に定規代わりにして切っていた
しかしそのやり方だと、時間が掛かるのと太さがマチマチになり、見た目的に仕上がりが良くなかった
本職は上手く切るので、今度挑戦する時までに考えておこう
二八蕎麦はそんな苦労もなく、綺麗に折り畳めて切っていった
切り方にコツがあって、引くより押さえて前に押し出す感じで切った方が太さが揃え易かった
速さ命の俺とは違い、彼女の切った麺は綺麗に揃っていた
昼飯はこの蕎麦を食べた
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