皆さん、こんばんは
昨日から年末年始休暇でスキー三昧の雪だるまです
今シーズン初滑りでもあるので、既に筋肉痛に襲われてます(泣)
去年に比べて積雪量が少なく、板の滑走面を傷めてしまいました(泣)
今朝は昨夜からの寒波の影響で車が雪に埋もれてました(泣)
一日早く降ってくれれば良かったのに…(泣)
彼女の車で来たのですが、始めは「私が運転するから寝てて良いよ」なんて言ってくれてたのに、2時間もしない内に「眠い・疲れた・真っ暗で面白くない」とブツブツ文句を言い出し、挙げ句運転を代わると爆睡してしまいました(苦笑)
彼女の助手席でノンビリ旅行出来るのは何時の日になるんでしょうか?(汗)
彼女の友達達は来週から合流します
賑やかな年越しが出来そうです(笑)
去年に引き続き、雪だるまからのクリスマスプレゼント第二弾『彼女の憂鬱』をお送りします
皆さんご存知の通り、私の甘やかしによって彼女は二十歳の小娘として、物質的には何不自由無く暮らしています
大好きな洋服に始まり、アクセサリー・愛犬・車に至るまで全て与えてきました
当然、愛情も…(苦笑)
ですが、ふとした瞬間に溜め息をついている姿をシバシバ見かけるようになったんです
それは、当てつけがましく見せてる訳ではなく、本当に自然に見えました
何か悩んで居るのか?と心配になって彼女を観察しながら色々原因を考える事にしました
私は職業柄、平日の帰宅は深夜になり、週に一日は朝帰りになる事も珍しくありません
初めの頃はそんな私の帰宅を待ってたりしてましたが、学業に支障をきたすといけないので、半強制的に禁止しました
それでも彼女は「勉強してた」とか、「映画見てた」とか言い訳を言いながら待っています
最近では「モッちゃんが寝ないから相手してた」が多くなりました
それはそれで嬉しいものなのですが、彼女の負担を考えると心配はしてました
昼間は大学に行って、夕方から週四日はバイトに入り、残業すると帰宅は十時を回るそうです
それからモッちゃんの散歩・家事全般をそつ無くこなしてくれてます
いつ勉強してるのか?分かりませんが、成績は[優]ばかりで私の学生時代の[可]が取れればラッキーと思ってたのとは雲泥の差です
そんな疲れからの溜め息なのかな?と直感的に感じました
ですが、話をしていると「疲れてないよ。毎日充実してる」と言うので違ったようです
次に考えたのは、最近愚痴や文句が絶えなくなったバイト先の事か?と考えました
毎日のように食事や飲みに誘ってくる若い弁護士の存在は知ってますし、メールアドレスを知られてからは昼間もお構いなしにメールを送りつけてくるそうです
大先生に言い付けてからは少しはペースが落ちたようですが、相変わらずメールは送ってくるそうで、いつも読みもしないで削除してるみたいです
「まだメール多いの?」と聞いてみると「フォルダーを分けて一括削除してるし、鳴らない設定に出来たからもう大丈夫」と笑顔で応えられました
他に思い当たる心配事も見付からなく、直接本人に聞いてみました
俺「最近、疲れたように溜め息出てるけど、何か心配事でもあるの?」
彼女「溜め息なんてしてないと思うけど」
俺「モッちゃんと遊んでる時とかによく出てるよ。何でも言ってごらん」
彼女「そう?全く無意識にしてるのかも?なるほど、それで色々聞いてたんだね。変だな?って思った。ご心配無く。大丈夫!何も悩みなんてないから」
俺「じゃ、モッちゃんと遊んでる時に何考えてた?多分、それが溜め息の原因だと思うよ」
彼女「遊んでる時?そんなの覚えてないよ。モッちゃんをカットに連れて行って、一緒にシャンプーして貰うか?自分でシャンプーしてあげるか?は考えてたけどね」
俺「シャンプー?それだけ?」
彼女「ん~。それ位しか思い出せない」
俺「そっか。じゃ、何か思い出したら教えて」
彼女「わかった」
結局、本人に聞いても真相は究明出来なかった
数日後の週末、ベッドに入ってる時に彼女が話出した
彼女「あれから考えたんだけど、思い当たる事があった」
俺「何だった?」
彼女「卒業してからの進路」
俺「弁護士目指すんじゃなかったの?」
彼女「ん~。目標ではあるけど、現実見ちゃうとね~。憧れと現実のギャプに気付かさせられたと言うか?幻滅したと言うか?立派な仕事だとは思うけど…」
俺「良かれと思ってバイト先紹介したのに、裏目になったって事?」
彼女「ううん。バイト先紹介してくれたのは感謝してるよ。時給も良いしね。でも、職業として見ると私には向いてないと思ってきた」
俺「何で?」
彼女「だって、ウチの事務所だけかも?しれないけど、皆仕事に追われて全く余裕ないもん」
俺「社会人ってそんなもんだよ。俺だって平日はプライベートを切り売りして給料貰ってるようなもんだし、近くで見てたら分かるよね?」
彼女「それでも、週末は時間作って一緒に居てくれるし、旅行も連れて行ってくれてるから不満は無いよ。でも、ウチの先生達は週末も家で仕事してたり、勉強してるらしいよ。よく家族が怒らないと思うもん」
俺「それは人それぞれなんじゃないかな?俺は昔から仕事とプライベートは完全に分ける主義だから、絶対に家庭に仕事は持ち込まないけど、仕事の愚痴や文句を家庭で発散させる人も居るくらいだからね。どっちが正しいとかの話ではなくて、個人の考え方次第だと思うよ。」
彼女「そっか。持ち帰るのが義務じゃないもんね。」
俺「そう。嫌なら就業時間内で完結させれば良いだけだし」
彼女「それとね、あんまり詳しくは話せないんだけど、最近あった裁判で、私がどう考えても間違ってる人が勝訴した裁判があって、ウチの事務所が勝ったんだけど、納得出来なかったんだよね~」
俺「裁判や法律の事は詳しくないけど、『法律は正しい者の味方ではなく、法律を知ってる者の味方』って言うだろ。社会通念上の『正しい』と法律上の『正しい』の違いだったんじゃない?」
彼女「分かってるよ。頭では分かってるんだけど、納得って言うか?自分に嘘を付いてまで弁護出来る自信が無いの」
俺「言いたい事は分かるよ。そう言う性格だもんね。年寄り臭い言い方をすれば『若いな~』で終わる話なんだけど、色々考えてごらん。『歳を重ねると寛容になる』なんて言い方する人もいるけど、実際は妥協と打算ばかりが増えてるだけだったりするんだよね」
彼女「妥協と打算か?」
俺「我を通すには膨大な力と信念を持ってないと出来ない事に気付いて、人は『丸く』なって行くんだと思うよ」
彼女「ふ~ん。何か寂しいね」
俺「それを『寂しい事』と思うか『生き方』と割り切るかはそれぞれだけどね」
彼女「私は今のままが良いな~」
俺「俺も、今の真っ直ぐな気持ちのままで居てほしいけどね」
こんな会話を朝までしてました
先輩の就職活動を見て、将来を考える機会が増えたんだと思います
普段はモッちゃんに遊んで貰ってるようにしか見えない彼女も、少しづつ社会に触れる事によって変化してるようです
来年には就職活動か?司法試験か?の選択を迫られる時期が来ますので、余り口出しせずに見守ろうと考えてます
以上が彼女の近況と成長?報告でした(笑)
また報告します
では、良いクリスマスをお過ごしください
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