リビングでお風呂の支度をした姪っ子が目の前を通ったので背中を流してやろうかと冗談のように言ってみた。
「ながすって?」ときた。
今時の子はお風呂で背中を流すとか分からないらしい。
姉に笑ってからかわれた。
「オジねアンタとお風呂に入りたいんだって」と、
姪っ子が俺を振り返って鼻にシワを寄せてみせたあとひと言
「エッチ」
姉がスマホを見ながら娘のひと言にソファーで笑い転げた。
「エッチってさ、こないだまでオジと入ってただろ」俺の言葉に口を尖らせた姪っ子。
「も〜ガキじゃねえし」捨て台詞を吐くとプイッとそっぽを向いてお風呂に消えた。
「アレでもいちおうレディだからな」姉がスマホを見ながら詰まらなさそうにそんなことを呟いていた。
まあ、もちろん母親の前で姪っ子のエロ挑発は期待してなかったし、コレは前振りみたいなものだったんだ。
家の2階には3部屋あって東側の1部屋は俺。
真ん中は元々俺の荷物部屋だったのが娘を連れて姉が戻ってきたため娘の部屋になり、俺の荷物は殆どがレンタルコンテナに追いやられ、西側の部屋は姉が使っている。
最近は姪っ子の洗濯物にお世話になっているので特に期待もなく自室でノートなんかイジっていたらドアをノックする。
階段の足音から姪っ子だと分かっていたので返事をすると風呂上がりの姪っ子が濡れた髪を拭きながら入ってきた。
「おー、オマエの風呂上がりはまた一段と可愛いなぁ」ふざけ半分でそう褒めるとまた鼻にシワを寄せる。
(可愛いやつはどんな変がおしても可愛いな)
内心そんな事を考えたのが顔に出たみたい。
「ママがオジも先におふろはいれって」そう言いながら部屋に入ってきた。
分かったと返事をすると少し間を開けて意味もなく(たぶん)天井を見上げながら言ったんだよね。
「あのさ、アレさ、ママのまえではやめてくれる?」と、
「え?、それってママがいなけりゃいいってコト?」努めて軽く言う俺の言葉がと聞こえなかったようにドアを開けると出ていこうとする。
で、その後だった!
締まりかけたドアから振り返ると12歳のレディがこう言ったんだ。
「さあネ…ためしてみれば?」
そしてドアが閉まった。
階段を降りていく軽い足音を聞きながら1人、ガッツポーズをしてしまったアホなロリオジは確かにワタシでございます。
まだミルク臭いようなガキのくせに男を誘惑する才能がアレにはあるんだな、なんて思ったりしている。
ただ、姉が居ないシチュというのは今までの経験からナカナカ無いのが現実で、ソレがね。
まあ、慌てず一歩ずつかな。
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