翌日は朝早くから施設を出ました。
私達が出かける話をしていると私達を楽しませてくれた隣で寝ている可愛い獲物が目覚めた様子に妻が気づきました。
私も妻の目配せでそれに気づき獲物を見ると毛布を目の下まで被りコチラを見ているのです。
妻が手を振り小声で「バイバイ」と、
すると子供特有の条件反射のように毛布の端を掴んでいた小さな手を振ったのです。
そんな可愛い獲物を後にしてドライブを開始。行き先などのあてなどありませんでしたが昨夜の獲物とのお楽しみなどで盛り上がりながら。
途中のコンビニで買ったパンを食べながら暫く走りました。時間は9時頃かと思います。
川の土手を走っていると水切り遊びをしている男児二人を助手席の妻が見つけました。
「ねえ、アレ」窓の外を見ながら妻が呟きました。
「おっと!」私も確認して後方をミラーで確認すると後続車はありません。数十メートル過ぎた辺りでUターン。
「あの手前で土手から下りる道があったよね」妻の指示で彼らを右に見ながら通り過ぎると間もなく土手下に行ける道がありました。
河原にはあまり整備されて居ないサッカーや野球用のグラウンドがあり、そこへの通路の様です。
「水切り」って分かりますか?
川などの水へ平らな小石を投げて水の上を跳ねる回数や距離を競う遊びですよね。
男児は見たところ10歳(妻の見立ては正確でした)に見えました。
川幅はそんなに広くはなく、対岸は藪で人影などはありません。
グラウンドに自転車が2台停めてありましたがその脇に私は車を停めたのです。
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