男の人の手が背中から服の中に入ってきて、ブラを外す感触を感じてからは、一気に不快感が私を襲いました。
それ以降は、抵抗したのかできなかったのか、声をあげたのかあげなかったのか、何をされたのか覚えていません。
気づいたら、ノックが聞こえました。周りの部屋の人が店員さんを呼んでくれたと後で知りました。
「お客様、お客様、開けてもらってよろしいですか」
私は怖くて動けず、鍵を開けられませんでした。小さい声で
「助けて、助けて…」
とだけ言ってたことは覚えています。私は自分で分からなかったけど、震えながら泣いていたそうです。
店員さんが外から開けたのか、扉が開いて、男の人は連れて行かれました。
私も事情を聞かれたけど、知らない人です、入ってこられて怖かったので動けなくて声も出せませんでしたと答えました。
男の人は私の方から誘ったと言ってると言われました。
警察に届けますかと聞かれて、私は一刻も早くここから離れたくて、帰りたいですと伝えました。
お店の人はお金はいいからと言って、男の人にはまだ話を聞いてるから今のうちに帰るようにと言ってくれました。
男の人がどうなったかはわかりません。私は走って駅に向かい、地元に帰りました。
恐怖から解放されて安心した私は、乗客の少ない電車の隅で、無表情で静かに泣いていました。
それと同時に、服の上から触られていたときの、良いのか悪いのかわからない感覚が何だったのかを思い返していました。
休みが明けても、私は勉強が手につかなかったです。怖い思いをしたショックもあったけど、忘れられない感覚があったからです。
もう一度行けば、何かわかるかな、でもあんなに怖くて屈辱的な思いはしたくない、たぶんしばらくは行かないんだろうなと思います。
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