「喉も渇いたし1Fのキッチンに行くついでに、一緒にトイレ行くか?」
「うん、うん、やったー、、ちょー優しい」キャッキャッとテンションが高い。
2Fは僕と妹の部屋があり1Fはキッチンと両親の部屋と応接間などなど。
2F部分は増設したので、洋風。
1Fは昔ながらの和風。
階段を降りるとシーンと静まり返っていて、両親は町内会の会合(飲み会)だったと思い出した。
水をがぶ飲みする僕に、「ねぇってばぁ、漏れちゃう、漏れちゃう」と急かすのでトイレへ。
一応、掃除は母親が毎日していて綺麗なトイレなんだけど昔ながらの和式便所。
少し広めの間取りで、用を足す便器が階段2段分ぐらいの高さにある造り。
普段あまり使わないから和式な事をうっかり忘れていて、洋式がいいだろうから2Fへ戻る?と提案するも我慢できないと慌てて僕の腕を掴み一緒にトイレに引き摺り込まれた。
「ジェイソン怖いからここで待ってて、絶対見ないでよぉ」
扉を、じっと見つめながら待ちました‥
「緊張して出ないー、ねぇねぇ、まぁ君いっつも私達の脚見てるでしょ?」
「うん、見てるよ。尻と胸もな、可愛い女の子がそんだけ短いスカート履いてたら誰だって見るだろ?でも俺ユナの脚しか見てないぞ。今日なんかネイルして大人っぽいし、ツインテールも可愛くて似合ってんじゃん」
「ふんだ!知らない‥ けど嬉しい‥ねぇ、見たい?恥ずかしいけど見ても良いよ」
「てかウチら知ってるんだよぉー。まぁ君の部屋にあるエッチなDVD。お尻とかミニスカートの女の人がいっぱい出てる。
皆んな凄いやらしい事してるんだもん。
なんかお外で変な事してるのも杏奈(妹)と観ちゃった。」
「お前ら、いつ部屋に入ったんだよぉー 犯罪だぞ、スケベ小学生どもめ」
「年上の男の人って分かんないけどぉ、皆んなそうなんでしょぉー?杏奈はキモいって言ってたけどさぁーきゃははは。
まぁ君、変態だけどユナ好きかも」
「今日すっごい優しいから、いいよ見たかったら見ても‥恥ずいから1秒だけね」
あの時の衝撃は忘れられない。心臓バクバクで振り返ると‥
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