仕事が1日キャセルされてしまい仕方なくホテルの中で過ごす事に。
近くに飲食店もコンビニも無い町外れのためホテルに缶詰でしたが、泊り客は皆出払って私ひとりっきりです。
増築された食堂の手前にある喫煙室には沢山の古い漫画本があり、自販機もあるので時間つぶしに入りました。
中にはコの字型に長ソファがあり、真ん中に灰皿が3個あるテーブル。
テーブルに足を乗せて漫画を読んでいると引き戸が開いたので見ると一人の少女が立っていました。
客が全員出払って誰も居ないと思っていたようで、少し驚いたような顔を見せたあとペコリと頭を下げます。
金色の飾りボタンが前に3個程付いた白いカラーのミニスカートに黒のプリントシャツ、手にはタブレットを持っていました。
「はいってもいーですか?」そう聞いたので「もちろん、ここの子なの?」
漫画本を閉じると向かい側のソファに手のひらを差し出して招きました。
1年生かと聞くと6歳で保育園の年長さんだと答えます。
園の子供の保護者がコロナ感染したため登園できないのだと言います。
その可愛らしい子ウサギもピンクの子供マスクをしていました。
髪は長く、背中の中程まであります。
私の正面に座るとテーブルにタブレットを置くとその長い前髪を左手で一束摘んで弄ります。右手はタブレットをタッチしながらです。
やや膝が開いているので白いスカートの奥が見えそう、でもナカナカ見えないという状態でした。
せっかく向こうから飛び込んできた白ウサギです。ここは焦らず大事にいこうと自分に言い聞かせ、漫画本を開きました。
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