根本くんがいつ帰ってきてもおかしくないくらいの時間が経ってた。急いで着替えた。バタバタしてると下で玄関を開ける音がした。後藤くんに腕をグッと引っ張られて噛み付くような強引なキスをされた。
「さりぃお待たせ!腹痛の薬も買ってきたよ」顔を紅潮させた根本くんが戻ってきた。
「ありがとう。お腹痛いからちょっとお手洗い貸して」証拠隠滅のためにトイレに逃げた。
トイレで1人になって少し冷静になる。後藤くんとのキスやセックスを思い出してまたドキドキした。あそこがジンジンする。証拠隠滅するために来たのにクチュクチュしてしまう。後藤くんがすぐ近くの部屋にいるのにこんなことしちゃってることに興奮した。自分がおかしいのが頭ではわかるけどやめられなかった。心配して根本くんが部屋から降りて来たから急いでトイレをでた。
部屋に戻ったら後藤くんは帰ろうとして、根本くんは必死に止めた。
根本くん「お前帰ったらできねーじゃん」
後藤くん「さりぃ腹痛いって言ってんだから今日は諦めろよ」
根本くん「頼むよ、今日までなんだって」
後藤くん「お前少しはさりぃのことも気遣ってやれよ」
根本くん「薬もあるから大丈夫だって!」
後藤くん「そもそもいつもおれが一緒にいる部屋でヤッてることがかなり異常なんだからな」
根本くん「そーだけど、もうおれらにとっては当たり前だしさりぃだってお前いても全然大丈夫じゃん!」
後藤くんのや優しさを感じ、後藤くんの気持ちも痛いほど感じながら「後藤くん帰らないで」とわたしは心の中で願った。もっと後藤くんに抱かれたいと、頭はそれでいっぱいだった。そして私は2人に言った。
「わたし、後藤くんと3人でしてみたい…」
「…えっ?」「…はぁ?」から言葉が続かない。根本くんは「いやいやwさりぃはおれの彼女じゃん。いくら後藤でもそれは…」と笑顔を引き攣らせながら似たような言葉を繰り返す。後藤くんも戸惑っていた。わたしは後藤くんに「ごめんね後藤くん。わたしビッチなのかも。3人でしたい。」後藤くんは黙ってる。わたしは後藤くんの目を見てもう一度言った「わたし後藤くんとしたい」根本くんが何か横で喚いてた。少しの沈黙ののち後藤くんは応えた「おれもしたい」
根本くんは必死であれこれ理由をつけてやめさせようとしたけど、最終的に後藤くんはには口だけ、それもゴムつけたままという条件で渋々承諾した。
沈黙の中、おのおの自分で服を脱いだ。わたしは根本くんにびちゃびちゃになったパンツがバレないよう隠れるように脱いだ。裸になった3人はお互いどう振る舞う?立ち回る?のが正解なのかわからずとりあえずベッドの端に座った。何を話せばいいのかわからない。永遠に感じる長い沈黙。気まずい空気に耐えられず立ち上がったわたしがベッドにべったりつけてしまったまん汁を見た根本くんが「さりぃってほんとビッチなんだな」と言いながらベッドにわたしを押し倒した。わたしの人生初の3Pはこうして始まった。
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