翌日、後藤くんが夕方来るから来ない?とメール。まあり気乗りしなかったけど断ると気にしてることバレるし、先延ばしにすると気まずくなって会いにくくなりそうだから行った。
この日は3人でおしゃべりだけだった。ホッとした。
帰りはいつも後藤くんと途中まで2人で歩く。
後藤くん「さりぃ昨日はごめんな」
さりぃ「いやいや、もういいって」
そんな話から、後藤くんの夏休み前に別れた失恋話を聞きながら帰った。
最後は、好きな人とセックスできるのは幸せだぞ!っとなんかうまくまとめられたw
それから夏休みが終わるまで同じように夕方3人で根本くんちに集まる日が続いた。
根本くんとも変わらずセックスしていた。
後藤くんは基本的に別室にいたけど、何度か申し訳なさそうにマンガをとりにきたりした。こっちも逆にいつも後藤くんがいるおかげであえるわけでその程度は2人とも許容していた。
夏休みが終わると放課後のほんとに短い時間しか根本くんちには行けなかった。短時間の滞在中は根元ママが出かけることはまずなかった。冬服になる頃には、私たちは後藤くんが部屋にいてもセックスするようになってた。
ある日の帰り、後藤くんから公園で話しでもしない?と誘われた。コンポタ奢ってくれるならとオッケーした。
2人でブランコに座ってしたはなしは他愛のないものだった。なんか大事な話とか、重い話とかそんなのかと思ったら全然そんなのでもなく、どーでもいい話しばっかで笑った。なんか久しぶりに頭空っぽにして笑ってた。
後藤くんの膝はだいぶ良くなってきたらしく来月からは部活にも出れるくらいに回復してた。よかったね!って気持ちと、寂しいなって気持ちになった。寂しいって自分の気持ちにこのときはじめて気づいた。
言わなくていいのにブランコに乗りながら「さみしいね」って言っちゃった。後藤くんもさみしいねって言ってくれた。胸がぎゅぅってなった。
※元投稿はこちら >>