車に乗せられ走り出すなりモトヤが言った。「只今より、根本とさりぃちゃんの卒業式を始めます!w」ケータイで録画をはじめた。「さぁクライマックス!w」「待ってましたーw」「今日のメインイベントだなwおれら前座で空気作ったから根本しっかり締めろよw」
根本くんはカラオケでもホテルでも一切わたしに触れてこなかった。助けてくれなかったけどそれでもどこかで私の味方だと思ってた。そう信じたかった。
最初からこういう計画だったのだろう。根本くんは後部座席に座る私の横に来てベルトを外し舐めるように言ってきた。私は顔を背けて拒否した。「これだけちんぽ咥えて廻されたのにいまさら抵抗するなよ」そう言って私を無理やり犯した。痛い、やめてと言っても乱暴に、一心不乱に腰を振り続けた。ピストンが早まってくるのに合わせて男どもは爆笑しながら「ジングルベール♪ジングルベール♪鈴が鳴るー♪」の大合唱。根本くんが果てると拍手喝采、おめでとー!とか叫ぶ奴もいた。そのあと「早すぎだろーwはい!二回戦いこうw」と誰かが言ってまたジングルベルの大合唱が始まった。そうやって私は3回犯された。3回めが終わって気づいたら車は止まっていた。
車は高校から少し離れた場所に停められていた。根本「最後に生でできてよかったわ!」と言いこの日初めて目を合わせてきた。わたしは根本の頬をはつって、逃げるように車を降りた。「きょうは最高だったよーw「さりぃちゃんまたねーw」「連絡先を聞いておくからーw」」叫ぶ男どもから逃げながらわたしは泣いた。
23時前に帰宅したとき、母はまだ仕事から帰ってなかった。ホッとした。
急いでシャワー浴びた。あいつらの精子が私の中に入ってると思うと気が狂いそうになった。泣きながら掻き出し続けた。気持ち悪さで吐いた。
シャワーを上がってテレビをつけてリビングで横になると母が帰ってきた。「遅くなったー。ごめんね!ケーキかってきたよ!」と笑顔。それを見てわたしは声を上げて泣いた。母は最初、どーしたの?など聴いてきたけど泣き続けるわたしにそれ以上聞かなかった。たぶん失恋か何かと思ったのだと思う。「まぁ、高校生だといろいろあるよね!お母さんも泣いた経験たくさんあるよ!」慰めながら、「ほらケーキあるよ!」と2人分のカットされたショートケーキをお皿に盛り付けてくれた。一口食べると胸がいっぱいになってそれ以上は食べれなかった。「もー、わたしが太るじゃんw」と母は残りのケーキを笑いながら食べてくれた。
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