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やがて、車が目的地のひなびたモーテルへと到着しました。受付が緩いのが長所の店です。目的地がいきなりのモーテルだったことに、ミクは少しびっくりしていました。デートだし、とりあえずはどこかでお茶でもするんだろうなと思っていたようです。あと、ミクが興味を持っていたホテルはゲーム機などが置かれたお洒落なホテルだったようで、ここは違うと文句を言っていました。
私はそんなことはお構いなしに、今日はここでエッチなことをするからねと告げました。ミクの顔にはかすかに緊張の色が浮かびました。私が大人のデートって約束だよねと念押しすると、ミクは「大人のデートってそういうこと?」と言いましたが、しばやくやり取りをした後に「とりあえず入るだけなら」と承諾してくれました。私は心の中で、入るだけで済むわけがないけどねと思いました。
部屋に入ると、私たちはふたりでベッドに腰掛けました。なんだか緊張するねとか、部屋の内装が変だねといった他愛もない話をしばらく挟んだ後に、私はゆっくりとミクを抱き寄せ、キスをしました。緊張で体を固くしているミクの唇の隙間から歯茎を舐め、口蓋を徐々にこじ開けて舌を絡ませました。そしてどさくさまぎれに膨らみかけの胸を揉み始めると、ミクに腕を掴まれました。胸を揉んだのが気に障ったのかと思い私が謝ると、「そうじゃなくて、キスも初めてだし全部初めてだから、心の準備」とミクは言いました。
14歳の、しかもこんな美少女の初めてを頂けるなんて、私はなんて幸せなんだろうとあらためて思いました。と同時に、オンライン授業を始めた当初に画面越しにお会いした良心的そうな親御さんの顔が頭に浮かび、少しだけ心がチクッとしました。申し訳ない、そう心の中で呟き、私はミクの着ている服に手を掛けました。
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