父はLちゃんの頭を両手で掴むと、
「あーイくイく…」と呟きました。
でも僕は不思議とその行為を止めることが出来ず、
ただ目の前で起こっている異常な光景を見ていました。
しばらく沈黙が続くとLちゃんが口を離しましたが、
口の周りはベタベタしていたものの異物を吐き出すような仕草は見られず、
父に出されたであろう精液はLちゃんに飲み込まれていました。
「〇〇(僕の名前)お兄ちゃん、お帰り~」気の抜けた声でLちゃんが言います。
父もそうでしたが、まるで大事に考えている僕の方が異常であるかのように
二人は平然としており先程の行為を言及しようとしませんでした。
僕は再び「なんでこんなことしてんの? いつから?」と父に尋ねました。
すると父の口から語られたのは僕の想像を遥かに超えていたものだったんです。
「Lを家に連れてきたあの時からしてたよ」その発言に僕は失望感を抱くと同時に、
Lちゃんが毎日見せてくれていた笑顔の裏でそんなことがあったと考えると
ショック以上の何か別の感情が僕の中に渦巻いていきました。
先程の様子を見るにLちゃんも随分と慣れているように見えました。
精神的に父に支配されていたのかもしれませんが、
脅され、怯えているようには見えませんでした。
それが僕の理性と倫理観をどんどん削っていき、
父の「L、〇〇にもやってあげ」という提案を耳にしても
戸惑いながら否定の意思を示すことが出来ませんでした。
Lちゃんが近付いてきます。僕はベルトを外します。
ズボンとパンツを膝下まで降ろすと、
あとは無言でLちゃんに身を委ねました。
もちろん、その選択は父と共犯になることを意味していました。
味わったことのないゾワゾワとした感覚に支配される度、
思考能力が低下してどんどんプラスな方に物事が進むような気がしました。
罪悪感、背徳感、緊張感、それらに押し潰されないようにするには、
自身を正当化する他なく「Lちゃんも嫌がってないし…」とか、
「いつも遊んであげてるし見返りがあっても」とか自己の肯定する考えが湧き、
気がつくとLちゃんの頭を撫でながら情けない声を漏らしてしまっていました。
我慢できず口の中に射精すると、終わったと思う一方で、
これから始まるとも思いました。
事実、Lちゃんとの毎日はこれから変化し、
父と二人で調教の日々が幕を開けました。
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