その日、公園には男女30人以上の人間が居たと思います。AとBは俺には気がついていないようだったので、俺も声は掛けずに居たけど、俺は気になってしまってAとBから目が離せずにいた。
約3年が過ぎたAは、小学生だった頃のあどけなさは消えていたけど、顔も変わらず体も当時の様に小柄で可愛らしかった。
髪の毛はBと同じく茶色に変わっていた。
そして、みんなで町を走る時間になったが、変わらずAもBも俺には気がついていない様でした。
みんながバタバタと単車や車に乗り込もうと、少し目を離した間に二人の姿は見当たらなくなってしまいました。
一時間近く走ったでしょうか。そのまま帰る人間や、もう一度公園に戻る人間がいる中で、俺はみんなから少し遅れて公園に戻ると数人の人影がある程度で、Aともう一人Bではない女の子が、一人の男と一緒に公園内にある公衆トイレに向かっているのが見えました。
俺は気になりトイレの方を見ているとA達3人がトイレの中に入って行きました。
そのに男が誰だかは後ろ姿からは分からなかったけど、シンナーでも吸っているんじゃないかと思って、他の仲間たちを無視するようにトイレのある方向に歩いた。
この公園のトイレは男女共同なので一つしかなく、俺はトイレ前に着くと何気なく中を覗いて見ると一つしかない個室のドアは閉められていました。
静かに物音を立てないように個室の近くに寄ると、カサカサと音が聞こえ、かすかに「うぅ...」と男の呻き声も聞こえる。
俺は個室の中で何が起こっているのか想像がつきました。
しばらく俺は、トイレの中にいましたが静かにトイレを出て仲間の所に戻りましたが、頭の中では公衆トイレ個室に入っているAとB ではないもう一人の女の子、誰だか分からない男の事が気になり何を話していても耳に入って来ませんでした。
10分も過ぎた頃、3人がトイレから出て来て、こっちに戻って来ます。男の顔を確認すると、そいつは俺の二つ下の後輩Kでした。
3人はバラバラになり、Aは帰るのか手を振りながら公園の出入り口に向かっていた。
俺は、Aの様子を見ながら、バイクに股がりAが出て行った出入り口に向かった。
数十メートル先を歩いているAを確認すると俺はAの方に単車を走らせAの隣で停まりました。
『おい。A』
Aは俺の顔を見ました。
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