『もしもし?』
「もしもし?お兄ちゃん?」
『どうしたの?』
「家出しちゃった...」
話しを聞くと、お母さんと塾の事で叱られたらしく、家を飛び出てしまったらしく、Aは武井の家の近くにあるセブンイレブンの公衆電話から、俺に電話を掛けたと言う。
曖昧な記憶ですが、次の日は学校では無かったので、Aが家出をしたのは土曜日の夕方だったと思います。
俺は、すぐに向かうとAに伝えると急いでセブンイレブンに向かいました。
Aは寂しそうにセブンイレブンの前で待っていて声を掛けると、嬉しそうにしているものの、泣いた後と分かる位に腫れた目をしていました。その日のAはワンピース姿だったと思います。
取り敢えず、どこか行く場所を考えなくてはならない。俺の家は小学生が来れば両親とも怒るだろうと考えた結果、武井の家しかないなぁと思っていた。
武井の家は、おばさんもおじさんも話しを分かる人だったし、何より武井の部屋は、一軒家の庭に置いたプレハブだったからだ。
ただ、武井の家に行くには、Aと内緒で会っている事を話さなければならないし...。
俺は武井に話す事を決めて、公衆電話から武井に電話をして武井にセブンイレブンにいる事を伝えた。
数分待ち、武井が歩いて来ると、Aが隣に居る事に驚いていました。俺は、Aとキスした事や公衆トイレで裸を見せ合った事については言わず、ただ公園で会っていただけで、電話番号は交換した。Aが家出したので1日、泊めて欲しいと嘘をつきながら武井に頼みました。
武井は「ウチに来ればいいよ」と言って来ましたくれた。
武井の部屋に明日まで泊まれる事をAに伝えると少し安心した様です。
そして、武井の部屋に着いて、3人で話しをしていたのですが、何となく気まずく、その後の会話でBも呼ぼうか?となり、俺は内心、Bが来てくれたら気まずい雰囲気も無くなると思い、賛成しました。
武井の部屋の子機を借りて、AがBの家に電話を掛けて、1時間くらい経った時には武井の部屋にBも来ていて、4人で交代でファミコンをやっていた。一つ謎だったのは、Aが俺たちと居る事をBは全く不思議に思ってない事でした。
しばらく遊んでいたら、武井のお母さんが部屋に来て晩御飯にとラーメンの出前表を持って来てくれて、俺たちは遠慮すること無く頼みました。武井のお母さんは、「ご飯食べる前でも、食べてからでもいいから、順番にお風呂に入りなさい。」「タバコの火だけは気を付けるのよ。」といつもの口癖なのか言いました。
出前が届くまではファミコンをやっていたと思います。
みんなでラーメンを食べ終わり、まず武井が風呂に入る為に母屋に向かいました。
俺とA、Bの3人になると、Bは「お兄ちゃん、Aとキスしたんでしょ~」とホントにいたずらっ子の様に言います。Aを横目で見るとAは「言ったらダメって言ったじゃん」とBに抗議をしています。
俺は仕方無く『したよ~。でもBだって武井とキスしたよね?』と言うとBは笑いながら頷きました。
俺は心の中で、この小学生のBが処女じゃないんだなぁと思いながら、エッチな目で見てしまいます。この日のBはTシャツにジーンズでした。
武井が風呂から戻り、次は俺が入る事になりました。武井の家の浴槽には何回も入っているから一人でも行けます。シャワーを借りて全身を洗い、武井の部屋に戻ると、次にAもBも順番にシャワーを借りました。
いい加減、話しも沢山したし、やる事も無くなり寝る準備にとなり、どうやって寝るか考えなくてはなりません。
それでも当然の様に、武井とBはベッドで、俺とAは床は布団を敷いて寝る事になりました。電気を消しテレビの明かりだけで、布団に入ると同じ布団に入るAの体温がジワジワと伝わって来ます。
しばらく4人で下らない話しをしていると、武井が『テレビ消すよ~』と言い部屋は真っ暗になりました。
数分もすると、ベッドの上からも寝息が聞こえてきます。
Aは仰向けになってはいるけど、寝付けないのかモゾモゾと動いているのが分かり、俺も隣にAがいる事で興奮もあり寝付け無かった。
すると、どの位、時間が過ぎたのか分かりませんが、何となくベッドの上で動く気配がします。その頃には目も暗闇に慣れていたので、薄目を開けて見てみると、武井とBが抱き合ってキスしているのが分かった。
俺は、起きているのがバレない様に見ていると、二人とも服を脱いでいるのが分かりました。そしてBが武井の下半身の方へ潜って行く。音を立てない様に、二人とも気遣っているのかもしれないけど、同じ部屋なのでどうしても聞こえて来ます。Bが武井の下半身で何をしているのかは誰でも分かる状況です。
俺は暗闇の中で武井とBの行為を覗き、俺の下半身は痛い位に勃起しています。
ふと、隣で寝ているAが、動いているのが気配で伝わった。暗闇の中で武井たちを見る事に集中していて気が付かなかったけど、Aも武井たちの行為を気になっているのが分かりました。
俺はAの事をそっと見ると、Aと目が合った。
ベッドの上では、布団の上からでもBが武井の下半身に居て、動いているのが分かるし、エッチな音も聞こえます。
Aは物音がしないように俺の手を握って来ました。
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