シャワーを浴びて出て来ると、桜子は既に制服を再び来て、ベッドに腰かけていた。
感心したのは、乱れたベッドのシーツを洗いますか?と聞いていたことだ。
当然だが、ベッドのシーツは汗や体液だけではなく、桜子の処女喪失の証も残っていたのだ。
ほんの僅かだが考え、それはそのままにしていい、と答えた。
まずは彼女を家に送り届けなけらばならない。
それに、処女喪失の証を、後でゆっくり眺めたい、という気持ちもあった。
逆にそれは、彼女にとっても恥ずかしさを想起させたのだろう。
先ほどまで処女を散らし、痴態を晒した寝具を抱え、清楚な制服姿で佇む美少女は、これまた新鮮な絵になる光景だった。
改めて着直した制服に、リボンとて乱れは全くなく、僅かに透けて見えるブラのラインも、来た時と全く同じだった。
部屋を出れば誰も「只今本日、処女喪失直後の姿」とは思わないだろう。
これほどの美少女が、何でもない夏のこの日に、中年教師に裸体を晒し、処女を捧げ、何食わぬ顔で再び家路に付こうとしているのだ。
俺自身、少しラフな格好に着替え、車のキーを取ると、彼女を家の外に促した。
だが、その前に、もう一度この部屋で、制服姿のままの桜子の肩を抱き、キスを求めた。
桜子は鞄を両手に持ち、恥ずかし気に俯きながらも、しゃくられた顎を振り解く事もなく、大人しく受け入れた。
ワイヤー入りブラジャーに包まれた乳房も、ブラウスの上からもう一度愛撫し、その感触を脳裏と手先に焼き付けた。
素晴らしい関係の始まりだと、俺は喜びを隠せなかった。
車で約一時間、完成してそれほど経っていない高速道路を東へ走る。
陽は沈み、辺りは相当に薄暗くなっていた。
車内では、殆ど2人とも喋らなかった。宴のあと、というところか?
街灯に照らされて、桜子のスカートから伸びる白いソックスと、閉じられた膝が印象に残っている。
思ったほどの渋滞もなく、彼女の指示通り駅の駐輪場の近くに着いた。
各駅しか止まらないという彼女の利用駅周辺は、こじんまりとした娯楽や、商店街が連なっていた。
既に暗くなっていたが、駐輪場は利用者も多く、人手も多そうなので、ここで別れる事になった。
桜子は御礼を言って助手席を降り、彼女は駐輪場へ向かって歩いて行った。
僅かに、処女喪失の痛みがあると見え、歩き方がどこかぎこちなかった。
反対側の出口から彼女が出るのを見届けると、俺は車を止め、駅周辺をチェックしてから帰路に付いた。
家に着くと、彼女が槌がしたシーツを改めて眺めた。
処女喪失の証として、濃淡はあるが、確かに血液の痕が残っていた。
本来血をみて喜ぶ趣味はないのだが、こうして見ると、桜子を征服した証として、何とも言えぬ優越感に浸る自分がいた。
まだ新しいシーツであったが、これはこのままにしておく事に決め、その日は古いシーツの洗い置きを敷いて休んだ。
枕や上掛けに桜子の残り香が残っており、それに包まれたまま、眠りに就いた。
翌日は、まだ終業していない日だったので、普通に学校に出た。
桜子も、何ら変わりなく、普通に登校していた安堵すると共に、再び優越感と含み笑いを抑えきれなかった。
ここにいる全ての者が、俺たちが昨日成した事を知らない。
2年生の成績に悩む美少女は、俺に処女を捧げ、既に大人の女なのだ。
愛撫を受け入れ、チンポで処女膜を失い、射精を豊かな胸に受けて、一部飲まされてもいるのだ。
焦がれた恋人や、相思相愛の果てではなく、裏取引を是認しての男女の関係。
それでも彼女は、関係の継続を受け入れ、これからも俺に裸体と秘部を晒し、抱かれ続けるだろう。
何食わぬ顔をして、学校に通い、努力している模範的な生徒として振舞い、賞賛されるのだ。
俺はそんな美少女を演出するプロデューサーでもあるのだ。
実は、担任でもない為に、彼女の登校を確認出来たのは2限目だった。
用事があるふりをして彼女のクラスに向かい、彼女の在席を確認した。
ワイワイと五月蠅い中にあって、昨日の恥じらいを内に秘めた、物静かな雰囲気でこちらを見ていたのを思い出す。
早速に色々な話をしたかったが、終業前の慌ただしさの中、ようやく彼女と話せたのは下校前の清掃の直前だった。
私と桜子は、翌日の終業式前日の打ち合わせと称し、校内で待ち合わせる事とした。
時間にして、僅か1分あるかないか?の会話だった。
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