連れて来られた三人。てっきり、同世代か、または実は処女では無く、ヤンキーOBの嫁(アネさん)だったなんてオチも、と思ったが、まさか本物の少女達とは…………しかも、少女の中に知った顔が。
(ヨシコ…………なんで?)
二人は見るからにヤンキー。もしかして中学生?
そして、ヨシコ。正真正銘、小学生。
ヨシコは私の顔を見ても驚いてはいない。ただ、伏し目がちで、私と知り合いだと周りには悟られ無いように振る舞っている。
『もう待てんやろ?選べや、少年!』
『誰でもいいすかっ?』
『おう!』
私は迷わずヨシコの手を取った。
『1番ガキかよ!』
『ロリコン!』
『今日の主役、変態だーぁ!!』
散々、周りにはなじられたが構うものか。
『部屋ある?、何処でやるの?』
聞きながら辺りを見渡す。倉庫か、あの窓ガラスが割れた事務所みたいな部屋か? などと考えていると
『あぁん?……馬鹿か?、ここだよ、ここ』
『えっ?嘘』
『なんだとゴラッァ!皆からのプレゼントだぞ?皆の前でヤルのが礼儀だろ!?』
このとき、初めてヨシコが狼狽した表情になった。
少し、ホッとした。とりあえず、拉致られた訳では無さそうだ。
『さぁ、やれ』
先ほどまでのウェルカム同志よ感は消え、なんかカツアゲされてる気分だ。
目の前に、小汚いマットが放り込まれた。この上でヤれと。
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