他の部員も来て、その日は何事も無かったかの様に部活をこなした。
と、言うか若狭妙子とその後、特段進展も無かった。私が同小からの付き合いのあるよ。女子もいたし。若狭妙子自体もマネージャーの真似事から、更にフェイドアウトし、部活に顔を見るも出す頻度が減っていた。
再び若狭妙子とナニが起きたのは3年の春、卒業間近の日、事実上3年生は夏の終わりに部活から離れていたが、顧問がプールサイドに召集し、最後の練習と言う名のサヨナラ会みたいなのをやった。
一応、全員部活の競泳パンツ。男子だけで打ち込み練習し、上がると顧問から『いい話』を聞かされ……の流れ。
めっきり来なくなった若狭妙子も、何処で嗅ぎ付けたかプールに来ていた。……ジャージ姿で。
顧問の『いい話』の直前、若狭妙子が女子更衣室に走って入って行った。
次に戻って来た時、若狭妙子は競泳水着姿でプールサイドに駆け上がって来た。
男子は困惑。ひとつは1年半ばでプールに入らなくなり、ジャージだったのに、今、水着で現れたこと。
もうひとつは、その水着が1年の時、部員でお揃いで買った水着だったから。
それはもう、成長した若狭妙子の身体が収まり切らず、ハイレグ状態に股間に張り付き肉がはみ出している。(胸はペタンコのままだが、まぁ脇もはみ出してた)
他の男子も気付いていて、顧問の『いい話』など入って来ない。あからさまにニヤニヤして男子同士、目で会話をした。
まぁ、『いい話』の半分は副部長の私を褒め称える内容だったのだが。幼少時から地元紙のスイミングスクールに通ってた分けでも無く、ましてや入部時には競泳どころか、普通にも泳げなかった私が著しい成長(当たり前か)をして、県2位の先になったから無理もない。
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