私は壁に手を伸ばし、仕切りの上に股がった。やはり女子更衣室に入って来たのは若狭妙子だった。
すぐに声をかけようとしたが、スケベ男子は息を殺して同級生女子の着替えをピーピングする事にした。
十中八九、体操着だろう。若狭妙子は1年で選手では無くなったのだから、いつもプールサイドで見るジャージに着替える………が、淡い期待も捨ててはいない。
まっ、期待に反して予想通り制服シャツを脱いでシミーズ姿になるも、体操着を掴んだ。これが水際なら、上下半身片方づつでも裸が拝めたのに。
………てか、シミーズかっ!?若狭妙子は2年の秋にまだブラジャー不要かっ!?
その残念なシミーズ姿の斜め上から声をかけた。
『若狭!』
ビックリした様子は無いが、目を丸くして口をはんびらきにした何とも感情が読めない顔だ。騒ぎでもしたら、押さえつけてヤッてやろうとも衝動的に考えていたが、そのまま無言で見つめられたので、こちら萎縮してしまう。
『そっち入っていい?』
『なんで?』
それに答えず、用具室の女子側の壁に飛び移り、そのまま女子更衣室へ降りた。
若狭妙子はまだ着替え途中でスカートにシミーズ姿。
片腕に体育を通した半端な姿。
『何?何であんな上におったの?』
『見てた。』
『…………』
『なぁ、若狭、知ってる?…ここの壁の穴から男子が覗いてること』
『男子スケベだね。気持ち悪い』
『俺じゃないで?俺はせんから』
そう言いながら、まだシミーズ姿の若狭妙子にジリジリ歩み寄る。
『……………』
『若狭はまだシミーズかい?』
『何でそんなこと聞く?』
『ブラジャーは?もう2年だけんブラジャーするだろ?』
『邪魔だけん。ブラジャーいらん』
私は若狭妙子のガードしている腕を掴み、退けた。
抵抗はしない。ふ~ん…と言う感じでシミーズの胸元を覗き込む。谷間も無いので、1年の時見た乳首は見えない。
『なぁ、若狭、見ていい?』
『……………』
返事が無いので、シミーズの首穴に指を引っ掛け外に引っ張った。平らな胸。黒い乳首と乳輪が見えた。
1年のあの日、雨に濡れて透けた乳首。当時も黒かった。黒いからあれだけハッキリ乳首が透けて見えたのだ。
本人はコンプレックスだったかも知れないが、思春期中学男子は関係なく興奮する。
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