『スキン、って何かね?』と、純子。
『セックスす~時にココに被せてするヤツ』
『何で被せるかね?』
避妊とは言い辛く、『気持ち良くなるとね』と、誤魔化す。
『・・・ふ~ん・・・どげしたの?』
『は?』
『それ、どっから持ってきたかね?』
あんたの姉から、とは言えず、自分ん家と言うと、次回純子を仕度に招いた時に家捜しでもされたら嘘がバレる。
『親戚の叔父さん家のタンスの引き出しにあった。』適当に嘘をつき誤魔化す。
『そげかね』
そげそげ、
もう、ヤれれば良いのだ。(男子の本音)
あれから青山姉に
『スキンやるけん、これからは妊娠せんように気をつけてな。』と釘を刺され、お願いされている。
妹を思っての姉の優しさだ。
が、この妹思いが、私にとっては不運な結果になった。
機を見て、純子に姉が言うか、私に一任させていてくれれば、まだ急転回にはならなかったろうが。
間隔空けずに、姉から純子に『生セックス=妊娠のリスク』の話をしたのだ。
そこから一気に話は進み、妊娠のリスクの話を純子は女友達の内海康子に話した。
怖くなった二人は、それぞれに、私にセックスとの決別を申し出たのだった。
純子とはコンドームの在庫があるまでセックスの関係でいたが、在庫が切れれば、私は青山桑谷瑠美から新たに貰い、純子を誘う。
しばらくして純子から、『やめよう』と再度断りの申し出があり、二人の関係は終わった。
二兎追うものは・・・が正に我が身で体験出来た。
せめてもの救いは、康子との関係が純子には(その時には)バレていないまま終えたことか。
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