神社と言っても、木造の建物が一つあるだけで、正面に賽銭箱と鈴があるので、神社だとわかる程度。
神主さんとかはいないようでした。
賽銭箱の後ろの格子戸から覗くと、中は畳敷きの部屋。8畳くらいありそうです。
建物の横に回り込むと扉があり、鍵が付いていましたが、錆びていて、石で叩くと簡単に壊れて落ちました。
さとしちゃんは扉を開けて中を見ると
「ここにするか」
とつぶやき、他のみんなはニヤニヤ笑っていました。
翌日。
校門の所で見張っていたアヤから、今ミズキちゃんが学校を出た という連絡が入ると、僕たちは道沿いの杉の木の陰に隠れて待機しました。
手前から、一番学校寄りに、ガタイのいいマサキ、次に、カズとショウ。その奥にサトシちゃん。
見張り役の僕は、更にその後。
僕としては内心、ミズキちゃんが、誰か他の友達と一緒に歩いて来るか、そうじゃなくても、偶然誰か他の通行人が通ることを願っていたのですが、残念ながら、ミズキちゃんはひとりでした。
彼女がマサキたちの前を通りすぎた所で、サトシちゃんが木陰から道に出て立ち塞がり、
「こんにちは。ミズキちゃんだね?」
彼女はハッとして立ち止まり、2、3歩後退りました。
そこへマサキが飛び出し、後ろから肘の上を抱き抱え、同時にカズがタオルで口を塞ぐ。
「うっ?うーっ!」
ミズキちゃんは目を見開き、猛然と暴れ出しました。
足を捉えて抱え上げようとするショウを、何度も蹴り、大きく身をよじってマサキを振り切ろうとしました。
でも、なんと言っても体重が軽いので、そのまま後退するマサキにズルズルと引きずられる内に、ショウに両足を捉えられ、簡単に神社の中に担ぎ込まれてしまいました。
サトシちゃんは悠然と後について行き、僕はそのあとに、青い顔でオドオドと従うしかありませんでした。
神社の中ではミズキちゃんが畳の上に寝かされ、まだ3人相手に激しく抵抗していました。
マサキに両手首を掴まれ、バンザイをさせられても、ずり上がって腕を曲げ、振りほどこうとします。
でもすぐに、ショウが腰の上に覆い被さり、力任せに引っ張ると、身体を伸ばされてしまいました。
リーチの長いショウはそのまま、スカートの中に手を突っ込んで、器用に片手でショーツを脱がせ、足首から抜き取ると、カズにパス。カズはそれを小さく丸めてミズキちゃんの口に押し込もうとしますが、歯を食いしばり、激しく首を振って抵抗するミズキちゃん。
でも、カズに鼻を摘ままれると、息の苦しさから堪らず口を開き、ショーツを押し込まれてしまいました。
これで、拘束完了。それまでに何度も見た光景でした。
ミズキちゃんが抵抗できなくなると、サトシちゃんはゆっくり近づき、彼女の横に座ると、ブラウスのリボンをほどき、ボタンをひとつずつ外して行きました。
「うーっ!う~っ!」
ミズキちゃんはすごい形相でサトシちゃんを睨み付け、唸りながら身をよじりますが、なんの抵抗にもなりません。
ブラウスの前を広げられ、サトシちゃんがスポブラをめくり上げると、オッパイが露出されたらしく、みんなが一斉に
「おーっ!」
と歓声を上げました。
『オッパイ…ミズキちゃんのオッパイ…』
僕はそれまでに何度もそれを、自分の部屋で想像しては、ズリネタにしていました。
入り口で外を見張る役の僕でしたが、その時僕は夢遊病者のようにフラフラとみんなに近づき、サトシちゃんの肩ごしに、プルプルと揺れるふたつの小さな膨らみを凝視しました。
すると、サトシちゃんが振り向いて
「なんだジュン?こいつとやりてぇのか?」
と聞きました。
僕はとっさに、真顔で大きく頷いてしまいました。そんなつもりで近寄ったんじゃなかったのに。
するとサトシちゃんは笑いだし
「なんだお前、こういうのが好きだったのか?どうもJKとやりたがらねぇと思ったら!」
するとみんなも笑いだし、僕は顔を真っ赤にしてうつむいてしまいました。
ミズキちゃんはこの時、僕のことをどう見ていたのか。
相手がグループのリーダーだろうと、ヘタレの見張り役だろうと、自分の身体を貪り、処女を奪おうとしている男であることは変わりありません。
きっと『勝手なことを言って!』と腹立たしく見ていたに違いありません。
するとサトシちゃんは…
小学校時代のような、優しい笑顔になり…なんと、
「なあみんな、知ってると思うが、俺とジュンはガキの頃からのマブダチなんだ。なのにここの所、見張りとかつまんねぇ役ばかりやらせちまって…」
「だからよ。こいつのことはジュンに任せようと思うんだ。どうかな?」
僕は本当にビックリして、言葉が出てきませんでした。
するとナンバー2のマサキが
「いいんじゃね?ジュンにはいつも世話になってるし。第一まだ童貞なんだろ?」
と言ってくれたので、他のふたりもシブシブ納得しました。
僕はあまりの展開に目を白黒させながらも、どうしたらいいか、必死に考えていました。
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