『まずい…このままこの家で、この子と二人きりでいたら、俺はこの子を襲ってしまう…』
だが、すぐに帰ってくるという話だった、この家の主人は、一向に帰って来ない。
会社からはポケベルを持たされていたが、こんな時に限って鳴る気配もない。
彩が冷たいお茶を持って戻って来た。俺はとうとう抑えきれず、ゆっくり立ち上がると無言で彩のすぐそばに座った。
「え? な、なんですか?」
彩の笑顔が引きつる。
俺は黙って彩の肩に手を伸ばし、畳の上に押し倒そうとした。
「なっ!なに? やっ!やめてください! いやあっ!」
彩が俺の手を払い除けようとする。
俺はその手を捕まえて上に持ち上げ、彩を押し倒し、覆い被さる。
彩が身をよじって俺の手を振りほどき、うつ伏せになって俺の身体の下から這い出す。
俺は四つん這いになった腰に抱き付き仰向けにひっくり返し、また覆い被さる。
「お、おじさん!なんで? やっ、優しそうな人だとっ!思ったのにっ!」
「ごめんね、彩ちゃん! 君がいけないんだ!君のおっぱいが!可愛いすぎるから!」
「そっ!そんなのって! お願いやめてぇ!」
彩は俺の顎に手を当てて押し上げ、足をバタバタさせて抵抗した。
少女が男に襲われ、抵抗しようとしたら、戦う武器は…
引っ掻き、噛みつき、顔面への頭突き、目つぶし、急所蹴り。どれか一つでも決まれば、結構男を怯ませられるし、撃退できるかも知れない。
だが彩は、俺を振り払い押し退けようとはするが、攻撃して苦痛を与えようとはしなかった。
女の子にとって命の次に大事なものを守る場面でも、他人を傷つけることはできない。彩はそんな女の子だった。
俺の方も、その時はまだ、女児を効率的に拘束するすべなど知らなかったし、この年齢の少女に触れることすら初めてだった。
また、その時俺は言ってみれば、ロリータの裸の胸に一目惚れしたような状態だったので、殴ったり首を絞めたりして大人しくさせよう という発想も浮かばなかった。
お互いに相手に決定的なダメージを与えないようにしていたので、必然的にそれは、レスリングのようになった。
くんずほぐれつ。俺たちは汗だくになって、10分以上も戦った。
だが最終的に彩が力尽き、俺は彩の上に馬乗りになり、細い両手首を左手で掴んでバンザイをさせた。
大きく肩で息をしながら俺をにらみ返す彩。
Tシャツと肌着を一緒に捲り上げ、ついさっき俺を悩殺した膨らみを露出させ、唇を近づけた。
「やだぁ~ やめてよぉ~」
彩が泣き声で抗議するが、どうにも止められない。
先端を口に含むと、俺はまず、その柔らかさに戸惑った。
俺がそれまで関係した女たちの乳首は、口に含む前からある程度の弾力を持っていた。だが彩のそれは、乳首の形はしているが、唇で挟むとつぶれてしまうほど柔らかい。
それが、舌の先を使って何度も押し潰し、嘗め上げる内に、どんどん弾力を増して来る。
やがてそれは、口の中で転がせるほどになった。
俺の常識では、乳首を嘗められ勃起させられる女は、少なからず快感を得ているはずだった。だが、彩の表情を見ると、目をギュッとつぶり、顔を歪めて夢中でイヤイヤをしている。
今なら、この状況の少女は、込み上げる甘やかな痺れと、それを受け入れなくない気持ちとでせめぎあっているのが分かるのだが、その時は、自分を信用してくれた彩を一方的に虐待しているのだと、罪悪感に苛まれていた。それでも止められなかった。
胸を愛撫しながら、俺は性急にスカートの中に手を突っ込んだ。
「いやぁ~~っ!」
彩は一際高く叫び、掴んだ手首を振りほどき、ショーツを脱がされまいと押さえたが、一瞬早く俺の右手がショーツの中に入った。
そこでまた俺は、形状の違いに戸惑った。
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