わたしは右手を伸ばして、サイトウくんの脇腹に人差し指を押し当ててたみたい。
「え、何?」
サイトウくんが驚いて、身体を捻って右手を避ける。
その動きで、わたしの頭の中にかかってた霧がぱぁっと晴れて、サイトウくんの戸惑う表情がくっきりと目に入った。
「だって、サイトウくん、さっき『ボクと、突つきあってください』って言うてたやん」
エヘヘって笑いながら、もう一度脇を突っついた。
「え? ああ、ははは……」
サイトウくんはちょっと、かなり、ひきつって笑った。
それで、サイトウくんの方に身を乗り出してたわたしの脇腹に、遠慮がちに右手の人差し指を当てて反撃してきた。
触れられたとたん、全身がビクビクってきて、マンコが緩んだみたいにパンツを濡らしてった。
「突つきあうってことは、僕も突ついていいんだよね?」
いたずら小僧になって、頬を緩めてるサイトウくんに、返事はせんと、痺れる身体で脇をツンツン突っつき返した。
サイトウくんも、すぐ遣り返してくる。
なんか、もう、さっきまでの自分と違う自分がおって、勝手に動いてる気がする。
二、三回突っつき合ってたら、サイトウくんの指がシミーズのない、素肌のところ、やわかいオッパイに当たった。
「ひゃっ」
思わず声が出るくらい、くすぐったいのにマンコはジンジン、ジワッてする。
「あ、ごめん」
サイトウくんがすごい慌てて身体を離した。
わたしはすぐに追いかけて両脇をくすぐる。
分かってるんやで、最初っからオッパイ狙ろてたんやろ!
サイトウくんが「ひゃあ、ひゃあ」言いながら身体を捩って逃げ出そうとするけど、逃がさへん。
逃げられへんと思ったサイトウくんがわたしの脇腹を両手でくすぐり返してきた。
気い、失うかと思った。
もう、危うくオシッコ漏らしそうになった。
ほんまはちょっとだけピュッてチビってしてもうたんやけど。
もう、パンツは十分に濡れてたから、これぐらい漏れたうちに入らんと思う。
背中がゾクゾクして、もう、さぶいぼが収まらへん。
腰が抜けたみたいになって、なんとかサイトウくんに覆い被さって、両腕で抑え込むつもりで抱き締めた。
そしたら、すぐ目の前にサイトウくんの顔があった。
サイトウくんが、わたしの唇をちらっと見たから、目を瞑ってあげた。
近くに顔が来たら、女の子は目を瞑るのがマナーなんやて。
そうせんと、男の子がキスしにくい。
ほら、サイトウくん、どーぞ。
わたし、サイトウくんが好きなんかどうか、キスしたいんかどうかわからんけど、ひとまず、きゅって瞼を閉じて、顎をちょっとだけ前に出したった。
そしたら、唇に柔らかい感触がきた。
頬っぺたに鼻息が当たるから、間違いなくサイトウくんのキスや。
ほらな、難しい言葉、使こうたら「スエゼンクワヌハ、オトコノハジ」って言うらしい。
けど、三つも数えんうちに、パッと離れたから、薄目を開けたら真っ赤な顔のサイトウくんがおった。
ボクちゃんカワイイなあ。
もう一回、目を瞑ったら、今度はグッと唇を押し当てて、チューッて、吸い付いてきた。
ほら、ほら、サイトウくん、焦らんでいいよ。
サイトウくんの髪を手櫛で優しく掻き上げてあげる。
頭を撫で撫で。
落ち着いて、ゆっくりね。
キスは男と女が愛し合う合図。
『俺がキスしたらオメコする合図やからな』
そう言うて、大人のキスも教えてくれた先輩。
舌で口の中をくすぐったら、喜んでくれるの。
そっと唇を開いて……
でも、サイトウくんは唇をしっかり閉じて、わたしの舌を嫌々すんねん。
こんなんやったら、サイトウくん、喜ばせてあげられへんやん。
なんべんか、舌で唇を割ってみたけど、歯に当たって中に入られへん。
まだ、気持ちが高まってないんやろか。
サイトウくん、のやる気を引き出してあげなアカンの?
ほんまに、手間のかかるボクちゃんや。
しゃあないなあ。
『チョコって、なんか大人の女って色気があるよなぁ…… 4年のクセにムッチャ、エロい身体してるやん……』
わたしの胸を両手一杯に包んで、痛いぐらい夢中になって揉みくちゃにしてくれた先輩。
「サイトウくん……」
わたしは馬乗りになったまま、身体を起こして、サイトウくんが見てくれてることを確かめながら、シミーズを裾から掴みあげて、両手と頭も抜いて、脱いだシミーズを部屋のすみに放り投げた。
サイトウくんが目を見開いて、わたしの身体を見てる。
『チョコ、おまえ、デブってる思てたけど、服脱いだら全然ちゃうやん。ウエスト、ちゃんと括れてるやん』
そうや、先輩誉めてくれたんやから。
すごい夢中になってくれたんやから。
『チョコ。オマエ、もっとデブに見える服着ろよ! 他の男が寄り付かんようにな。チョコの身体はオレだけのモンにすんやからな!』
ああ、わたし、先輩が望むんやったら、デブって呼ばれてもいい!
あんまりひどい言われ方はイヤやけど……
身体の横で遊んでる、サイトウくんの両手を取って、わたしのオッパイに当ててあげた。
サイトウくん、顔も身体も凍ったみたいに固まってるのに、両手だけはオッパイ相手にぎこちない握力検査を繰り返してる。
ちょっと様子を見てたら、ちゃんと乳首も弄ってくる。
そう、やっぱり男の子やね、上手、上手。
そのまま、もう一回キスしてみた。
融けたみたいにサイトウくんの口元が弛んで、わたしの舌がヌルンって難無く侵入することができた。
先輩が誉めてくれたみたいに、きっと、わたしの身体は男の子が喜ぶ魅力があるんや。
サイトウくんの両手をオッパイで受け止めながら、キスを続けてたら、サイトウくんの舌も、恐る恐るわたしの口に遊びにきた。
固まってたのが解れてきたみたいに、サイトウくんが腰の辺りをモジモジ動かしてる。
もう、サイトウくんのズボンの中がどうなってるんか、カンタンに想像できるわ。
馬乗りで、キスしながら、お尻の方から濡れたパンツをずらして、片足ずつ抜いていく。
その、オムツみたいに重たくなった布を手に握った。
マンコのあったトコがグジュッて指先に伝わる。
パンツがなくなったマンコに直接扇風機の風が当たると、ひやぁっと気持ち良い。
唇を離して、サイトウくんを見つめた。
インフルエンザの患者さんみたいに赤い顔でわたしを切なそうに見てる。
一生懸命オッパイを揉んでる左手を押さえて、手の中にさっきのパンツを押し込んであげた。
サイトウくんが、顔を横に向けて、左手を確認してる。
大きく息を吸い込んで少しだけ手を顔に近づけてた。
身体を起こして、サイトウくんの手の中のパンツを見やすいように広げてあげた。
黄ばんだ当て布のところがぐっしょりと濡れてる。
サイトウくんの指先をそこに当てさせて、ぬるぬるの感触を楽しませてあげた。
いっつもこうやって先輩にぬるぬるを見せてあげてたけど、こんなにスゴいのはいままであれへんかった。
このパンツを先輩にも見せてあげたい。
手を添えたまま、サイトウくんの左手をそのまま顔に運んであげる。
『チョコのオメコの匂い、エエなあ。メスやメス! メスの匂いや! メチャクチャ勃つ匂いや! アイハラみたいにオメコの臭い女は、最悪やからなぁ』
先輩が感激して、『チョコマスクや!』って、パンツをマスクみたいに鼻と口のとこに持ってった。
恥ずかしかったけど、顔に当てて深呼吸、何回もしてくれてた。
ほらほら、サイトウくんにも、チョコマスク、あげる。
そうそう、大きく吸って…… 吐いて……
男の子はやっぱりこのマスクで深呼吸するんや。
さっき、ちょっとチビったの思い出して、ゴメンって思たけど、夢中になって香りを楽しんでくれてる。
サイトウくん、ほんまにカワイイ。
カブトムシみたいに、口に当たってるところのお汁をチューチュー吸ってる。
そんで、さっきまでチョコマスクを掛けてたわたしのところを、チラチラと気にしてる。
わたしはお尻を浮かして、いっつもマスクで隠してる秘密のお口をサイトウくんが見やすいところに動かしてあげた。
サイトウくんが首を上げて覗き込んでる。
わたし、腰を前に突き出して、指先でマンコを広げてあげた。
サイトウくんの左手はチョコマスクを顔に押し当ててるから、胸にあった右手を持って、マンコに導いてあげた。
恐る恐るって感じで、指先がマンコの裂目の真ん中をお尻の方からなぞる。
ゆっくりと指でねばねばを掬い取るように、浅く裂目を押し開いてく。
『うゎあ、チョコのオメコ、人差し指でもキッツいで……』
先輩がエッチな言葉言うと、恥ずかしくて身体が熱くなる。
中でグリグリ指が動くと、わたしはお尻を揺すらずにおられへんかった。
あれ、サイトウくん、知らんの?
そこやで、ほらほら、マンコのそこに!
そのまま指、入れてくれたら良いのに……
でも、指はそのまま中に入らんと、サイトウくん、焦らすように動いて、一番敏感な突起をちょんと弾いた。
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