わたしがあんまりわんわん泣くもんやから、サイトウくんが抱っこしてヨシヨシしてくれてた。
わたし、ずっとサイトウくんのオチンチン握ってた。
そうしたらなんか、落ち着いた。
サイトウくんは落ち着かんかったみたいやけど。
しばらくオチンチン、きゅっきゅってニギニギしてたら、涙も止まって、サイトウくんが頬っぺたにキスしてきた。
あんまりカワイイことするから、思わず笑っちゃった。
そしたらサイトウくんもニッコリしてくれた。
オチンチン、いつまでも元気でおっきいまま。
「なあ、サイトウくん、出さなくていいの?」
オチンチンがいまにも爆発しそうに張りつめてるのに。
お話ししたら、どうやら、いままで出したことないみたいやった。
「えっ? センズリもしたことないん?」
「……センズリって……」
ビックリして聞いただけやのに、スゴい引かれた。
サイトウくんの真っ赤になって、ひきつった笑い顔。
センズリって、わたしにとっては、先輩に教えてもらった、普通の言葉やったのに。
なんか急にしゃべるのが恥ずかしなった。
「これ、もうちょっと、したげよか?」
オチンチンがおっきいままなんが気になる。
先輩やったらきっと怒られてるから。
「でも、もう遅いから……」
サイトウくんに言われて時計を見た。
わあ、6時過ぎてる。
ホンマにビックリした。
晩御飯の支度、ピンチや!
「サイトウくん、ゴメンね」
最後のつもりで、オチンチンにお別れのキスした。
「あっ」
亀さんだけパクってしようと思ったのに、サイトウくんがビクッてオチンチン突き出してくるし、わたしの頭押さえよるから、いっぺんに根元まで入ってきた。
しゃあないなあ、追加でフェラしたげよか。
「あふう…… もう、いいよマツダさん……」
もういいんやったら、腰振るんやめて頭放して欲しい。
結構時間おしてるんやけどなあ……
結局、10分時間延長サービスやった。
「ゴメン、アリガト」って言いながらパンツ穿いてるサイトウくんは、ちょっと物足りなさそうで、かえって中途半端になったみたい。
わたしのお漏らし吸い取ったシャツは、お台所で洗ってそのまま着てもろた。
シャツのお陰で畳がちょっとしか濡れへんかったんはヨカッタ。
お洋服着て、わたしはシミーズとパンツだけやけど、サイトウくんを玄関でお見送りした。
「ね、ねえ……」
サイトウくん、なんか言いたそうやった。
「なに?」
男の子って、お別れの時は結構お尻が重たいんよね。
「あのね、これから、サトコちゃんって呼んでもいい?」
なんか、回りがパアッて明るくなった気がした。
わたしの名前呼んでくれるん?
なんか恋人みたいや!
スゴい! ウレシハズカシってやつや!
わたし、カワイク頬っぺたの横でピースサイン出してあげた。
サイトウくん、大喜びで抱きついてキスしてきた。
あーあ、またかいな。
どうどう、落ち着けサイトウくん!
キスぐらいしたるけど、なんぼサトコちゃんがカワイイからって、これじゃあキリないで!
でもな、でもな、でもな、へへへ、嬉しい……
「あんな、サイトウくん、好きや……」
サイトウくんがぎゅーって抱いてきた。
モノスゴイ・チカラ
ああ、もっかいマンコしたくなるぅ。
パンツがまた……
でも、わたしは大人の女や。
サイトウくんの手がオッパイに来そうになったから、ヨシヨシなだめてあげた。
もう、バイバイ、また明日ネ。
それやのに、何であんなこと言うたんやろ?
わたし、アホや。
幸せすぎて調子に乗ったんや。
ううん、違う。
きっと、わたしが幸せに浸ってるから、先輩が怒ったんや。
わたし、そこらじゅうに先輩に絶対消えへん印を付けられてるねん。
悲しそうに帰っていくサイトウくんの背中を見送って泣いた。
畳に残ったシミに突っ伏して、泣いた、泣いた、泣いた。
帰ってきたお母ちゃんがビックリするぐらい泣いてた。
手のひらにサイトウくんが置いてった百円玉握りしめたまま泣き叫んだ。
お隣の辻尾さんが心配してプリンスメロン持ってきてくれるぐらい泣き続けた。
小学校に入ったとき、お父ちゃんが「これからはお小遣い貰うようになるんやから、無駄遣いせんとちょっとは貯金するんやで」って空き缶で作ってくれた思い出の貯金箱。
隠してあったのを引っ張り出してサイトウくんに持ってった。
「サイトウくん、これこれ、きょうのマンコ代百円な!」
表には先輩がカッターナイフで刻んだから絶対に消えへん字で『オメコ代』って書いてあった。
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