翌日から妹子(妹、だけだと実妹みたいだから妹子、姉子で今後書きます。)は私の帰宅を待っているようになりました。
私も知己の無い土地に来て暇だったこともあり、一緒にリズムゲームをしたり、お菓子を食べたりはそれなりに楽しかったので。
そんな事が4~5日続いた後、妹子が来ない日がありました。
前日の夜に必ず続きをやりに来ると言いつつ帰宅したのに体調でも崩したかと思ってその日は終わり、週末私は実家に帰っていました。
日曜の夜に実家から戻り、翌日仕事から帰ると姉子に連れられた妹子が半ベソで待っていました。
私:妹子、どした?
妹子:あのね・・・お姉ちゃんが・・・
姉子:妹子がお世話になってすいません。姉子です。
私:あぁ姉子ちゃんね。で、どうして妹子たゃんは泣いてるの?
姉子:知らない人のお宅にお邪魔して遊ばせてもらった上お菓子までご馳走になったそうなんで叱りました。
姉子からしてみたら大事な妹が同世代でもない知り合いを作ったのが危険と感じたのかもしれません。
私:まぁご馳走ってほどの物は出してないよ。それにゲームも妹子ちゃんがやらないなら処分しちゃうものだし。
姉子:でも知らない人のお宅に・・・
私:知らない人っていってもご近所さんだからね。そこまで気を使う必要もなかろうもん。
姉子:・・・。
姉子は多少気の強いところがあるものの、基本は素直で優しい子でした。
雨が降り始めていたので姉子と妹子を促し私の家に入りました。姉子は少し躊躇したものの、私の「雨に濡れると風邪をひく」という言葉にNoが言えなくなったようでした。
初めは緊張していた姉子も温かい飲み物とお菓子で和んだのか、妹子とゲームに興じ喜んで帰って行きました。
そこで姉子から聞き出したのは
留守番を親にするよう言われているので親が帰る前には自宅に戻らないとならない事
晩御飯が入らないほどにお菓子を食べてしまうと母親に怒られる事
などでした。
その後姉子も妹子も私の家に頻繁に通うようになります。
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