帰りの電車で由真は爆睡していた。
私の身にもたれ掛かり、ヨダレを垂らしそうな開いた口。こんなシチュエーションでイタズラできたら最高だ。
だが、それは叶わぬ夢。車両は大混雑。周りの目がある。
最近は鉄道会社が相互乗り入れしているので助かる。某駅で8割の乗客が降り、三つ先の私達の乗り換え駅まで比較的空いた。足も伸ばせるし、手も伸ば・・せ・・ないか。目の前のOL位の年齢の女性が私を見詰めている。
空いてる車輌なのに、私の目の前で吊革を掴み仁王立ち(笑)
意味分からん女やなぁ、と思いながら寝たフリを決め込む。
乗り換え駅のアナウンスが流れ
『由真、ほら由真、次、降りるよ』
頬っぺをソフトにペチペチ。仁王様はまだ私を見ている。(糞っ、スカートに腕を突っ込み、マンコを濡らすぞ!?)と思いながら由真を抱き起こし、お姫様ダッコ。そのまま、乗り換え階段を下り、停車中の各駅に乗り一呼吸。
その時、気付いた。
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