優香は静かに車から降り近くにあったベンチに座り大きく深呼吸をして空に浮かぶ月を見つめ
優(あにぃ...優香はどうしたらいいの?....)
私も鈴が起きないように静かに車から降り優香の横に座りました。
優「あにぃ....」
私「優香ごめんな....」
優「ううん....あにぃを責めてる訳じゃないよ....」
私は優香の頭を撫でてあげると優香は頭を私の肩にのせてきました。
優「ねぇあにぃ?昔みたいに抱っこして....」
私は優香を膝に向かい合うように乗せ、抱き締めました。
私「.....」
優「.....?」
私「優香.....大きくなったな....俺の回りをチョロチョロ走っていた時から比べると....」
優「あにぃ....」
私「オモイ....」
優「はぁっ?あにぃ今何て言ったの!!」
私「いやっ....だから....大きくなったなって...」
優「大きくなったら重くなるの当然でしょっ!!」
私「それと....いや、何でもない....」
優「何?ちゃんと言って!!」
私「怒らないか?」
優「言う事によるけど....」
私は優香を引き寄せ抱き締め
優「あにぃ.....」
私「本当に大きくなった....」
優「あにぃ....!!!何処触ってんのよ!」
私「お尻....」
優「何がお尻よっ!!」
私は優香の怒るところを見て、やっと優香らしくなってきたと思った。
もう一度優香を抱き締めました。
優「あにぃ....一つだけお願い聞いて....」
私「俺に出来る事ならな」
優「目を閉じて....」
そう言い優香は私が目を閉じるのを確認してからキスをしてきました。
私「!!......」
優「ありがとうあにぃ....」
車の中ではカーテンの隙間から鈴は外の二人を見ながら涙を流していました。
翌朝朝食を済ませ帰路へつきました。
※元投稿はこちら >>