鈴の学校も夏休みに入りました。
鈴は毎日宿題のドリルを持って来てカウンター内に備え付けてあるテーブルで勉強をし、終わるとコインゲームをしたり私の手伝いをして朝から夕方まで私の側から離れない日々を送っていました。
ある日、鈴はワンピースを着て何時ものようにやって来てカウンター内の椅子に座りました。
「鈴ちゃん今日は可愛いワンピースだね?」
「いいでしょ~、今日は鈴の特別な日なの♪」
「特別な日?」
「うん!今日は鈴のお誕生日なんだ♪」
「鈴ちゃん誕生日なの?」
「うん!」
「もっと前に言ってくれたらプレゼントくらい用意したのに....」
「いいの!だってプレゼントもらってもお家に持って行けないし....」
「鈴ちゃん、家の人にここに来てる事言ってないの?」
「うん....」
「そっか.....ねっ!鈴ちゃん?プレゼントの代わりに何か食べたい物とかお兄さんにして欲しい事はある?」
鈴は少し考えてから恥ずかしそうに
「あのね....この前みたいに....」
「この前みたいに?」
「.....うん....ちゅーしてほしい....」
「えっ!?」
「だから!.....も~恥ずかしよぉ....」
鈴は恥ずかしそうに顔を手で覆いました。
「鈴ちゃん?....今日お兄さん午前中で仕事終わりだから....仕事終わったら近くの遊園地に連れて行ってあげるよ」
「うん...」
鈴は少し不満そうに答えました。
仕事が終わり鈴を連れて遊園地へやって来ました。
「鈴ちゃんまづは何に乗る?」
「なんでもいい....」
鈴は不機嫌そうにそう答えました。私は鈴の手を握り観覧車の列へ向かいました。
鈴と観覧車へ乗り向かい合わせで座り、観覧車は最上点まで行った時に私は鈴の隣に移動して鈴を抱きしめてからキスをしました。
「!?.....」
鈴は少し驚いた様に目を丸くしていましたが、もう一度キスをしようとすると目を閉じました。
今日は暑いので私はTシャツ、鈴は薄い生地のワンピースだったので鈴の膨らみかけの胸の感触が伝わってきました。
「お兄ちゃん....」
鈴は目をまた閉じてキスのおねだりをしてきました。もう一度キスをしました。観覧車の降り口が近付き鈴は物足りない様子でしたが、人目もあるので
「鈴ちゃん....また後で....」
鈴はコクンと頷き観覧車からおりました。
それから色々な乗り物に乗り、鈴も上機嫌でした。
夕方になり鈴の帰る時間が近づき、私は
「鈴ちゃん、明日お兄さん仕事休みなんだ....もしよかったらお兄さんの家へ来る?」
「いいの?お兄ちゃんのお家行ってもいいの?」
「鈴ちゃんが良ければ来てもいいよ!」
「行く♪....でもお兄ちゃんのお家しらない....」
「明日の朝9時にこの遊園地の前で待ち合わせにしようね!」
「うん♪」
私はもう一度鈴にキスをしました。
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