鈴は椅子に座り私の顔を見ながら恥ずかしそうに
「あのねお兄ちゃん.....この前の事なんだけど....」
「この前の事?」
「うん....」
「パンツ濡らした事かな?」
「うん....誰にも言ってないよね?」
鈴は少しうつ向き加減で足をバタバタと動かしながら小声で言いました。
私は鈴の頭を撫でながら
「誰にも言ってないよ?なんでそんな事聞くの?」
「だって4年生なのにお漏らししちゃったんだもん.....」
鈴はなおさら小さな声でそう言い涙目になりながら私の顔を見ました。
私は何時も以上に愛らしくなり思わず鈴を抱きしめてしまいました。
そして鈴の耳元で
「大丈夫だよ!鈴ちゃんの事好きだから....鈴ちゃんの嫌な事はしないから」
「ほんとに?お兄ちゃんやく!?......」
鈴の話の途中で私は鈴の唇を塞いでしまいました。
鈴は頬を赤らめ、顔を隠すように私の胸に顔を埋めてきました。
私はもう一度鈴を抱きしめながら頭を撫でてあげました。
その日以降鈴は私が違う女の子と話をしたりするとヤキモチを妬き機嫌が悪くなるのか口を尖らせて私が鈴に話かけても無視をしたりするようになりました。
でも頭を撫でてやるとすぐ機嫌を戻し何時もの様にニコニコとしていました。
私がカウンター内に戻ると鈴も一緒に付いてきて向かい合わせに座るのではなく、横に座り私の腕にしがみつく様になりました。
※元投稿はこちら >>