うれしくて、とにかく近くに行こうと電車内の人の波をかきわけたものだった。
ある日、ひとりのJSがニコ○マの駅から乗り込んでくるのが目についた。
その子は、色黒でポニーテールという、俺の好みにどんぴしゃの
子で、JS5くらいに見えた。その子の近くに行ったとき、
俺はさらなる衝撃をうけた。目が大きくて、キラキラと輝いていたのだ。
そのうえ、胸もかなりふくらみだしており、服の上からでも、その形のよさが分かった。
そのときには、俺は完全に理性を失っており、その子に
触れたいということで頭がいっぱいになっていた。もちろん、反り返るほど
勃起していたし、自分の心臓の音が騒々しくて、他人に聞こえている
のではないかとさえ思われた。
俺はその子に勃起したものを押し付けたり、手の甲でおしりをさわったりしていたが、
電車内のあまりの混雑で、女の子は身動きひとつできないようだった。
やがて、俺の降りる駅が近づいてきたとき、俺のなかでひとつの願望があふれてきた。
それは、その子の胸に触りたいというものだった。
それが危険なことだということはもちろん分かっていたし、
女の子を傷つけることだということも分かっていたが、
今日のこのとき以外に、自分にはこれ以上のチャンスはないという、
変な使命感のようなもので頭の中が完全に支配されており、
もはや正常な判断はできなくなっていた。
俺の降りる駅では多くの乗客が降りることは分かっていた。
だから、その降りる瞬間に、せめて「ひともみ」だけでも仕掛けることを
決めた。
そして、その瞬間。
乗客が降りるために同じ方向に姿勢を変えた瞬間、俺はやった。
女の子は激しく俺の手をはねのけた。自分が、見ず知らずの女の子を
傷つけてしまったことに今更ながら動揺したが、それ以上に・・・。
ふくらみかけで多少は固いかという自分の予想に反して、
その子の胸はやわらかった。言葉では表現しきれないのだが、
「完全なやわらかさ」というものに、脳の中心がしびれるような感覚
になった。
あれから、20年。
その後の俺はしょぼくれた人生を送っている。
いい歳をして独身だし、仕事もあまりうまくいっていない。
あのときの自分の行為の罰をうけているのではないかと
思うこともある。しかし、あのときの女の子のきらきら輝く
瞳とふくらみ始めた胸に、これ以上ない価値を感じてしまった
ことは、自分の運命だったとも思う。
今は昔の物語。
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