まだ由真ちゃんも始業前だったみたいで、すぐ返事がきました。
『有難うございます。登録しました』
とだけの短い返事でした。
その夜、由真ちゃんにメールしました。
なかなか返事こないなと思ったら、二時間程して返事がきました。
お風呂と夕食してたそうで、夕食のとき、食卓に携帯持っていくと、お父さんに怒られるから、部屋に置きっぱなんですとのことでした。
次の日曜日、この前は短時間だったから、ゆっくり会わないか誘いました。
特に用ないからとOKでした。
昼過ぎ、待ち合わせはあの茶店にて。
俺は聞きました。
バスを待つ他のスーツ姿の人などたくさんいるのに、なぜ俺に目がついたのかです。
由真ちゃんは困ったようで、返事が出てきませんでした。
『なんででしょう?わかんないです。なんか隆一さんがいいな~みたいな感じでした。かっこいいなって思ったんです』
『それにしてもいきなり声かけてくるなんて、大した度胸だよね?俺が悪い男だったらどうするの』
『夏休み前からどうしようか、考えていたんです。当たって砕けろでした』
真面目だな~話しをすればするほど真面目だな~の印象が強くなりました。
デニム地スカート&ニーソ、ムチムチした足、グレーの地味なポロシャツ、制服ではわからなかっボヨ~ンと突き出た胸に、丸顔の可愛い顔。
いい子だなの感じを強くしていきました。
まだ緊張していたんでしょう、グレーのポロシャツの脇の部分、汗でちょっと色が変わってきてました。
俺は質問を続け、男の子との交際経験を聞いてみました。
真面目だけど、男性に自ら声をかける度胸がある、交際経験有りと思ってました。
的中でした。
中学二年のとき、同じ部活の男の子と相思相愛になれて、高校一年夏まで付き合ってましたと言われました。
エッチもしたかの問いに、付き合うようになってすぐしましたと素直に答えてくれました。
別れた理由はの問いに、学校が別々になり、すれ違うことが増えて、それが元で喧嘩になり別れましたと答えました。
別れを切り出したのはどっち?の問いに、私からですと答えました。
わがままばかり言うし、やってらんないとの気持ちになったそうです。
どんなわがまま言われた?の問いに、予定あるのに絶対その日空けろとか、俺の学校までこいとか、色々ですと答えました。
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