翌日から毎日の様に、由香から電話がくる様になった。
私の帰宅時間が不規則な事もあって、一方的に由香が一日の出来事を報告してくるだけの内容だった。
教習所での話が多く、技術的な質問もあったので、在宅時には丁寧に教え答えてやった。
お盆休みは、私が帰省(と言っても、県内だが)したり、由香も家族での行動が多く、一日だけ会う事ができた。
ごく普通に映画を見て、食事をして別れた。
八月も残り少なくなった頃、由香から免許が取れたと連絡があった。
兄のバイクを動くようにしたいが、どうしたら良いか分からないと言う。
私の行きつけのバイク屋で修理してもらう事になり、私が休みに引き取りに行く事になった。
当日バイクで先導して、由香と初めて会った公園に向かった。
約束は10時、夏の太陽が容赦なく照り付け、蝉しぐれで全ての音が掻き消される中、すでに由香は公園で待っていた。
白いキャミソールにホットパンツ、頭にはつば広麦藁帽子が載っていた。
由香にバイク屋の輕トラの助手席に乗ってもらい、家まで案内してもらう。
小さな総二階に不釣り合いな大きなガレージに、バイクはあった。
Y社の2スト250CC、今は絶版車だ。
初心者の女の子が乗るには、ちょっと危ないかと思うが仕方が無い。
数年乗っていないので、フルレストアが必要だとバイク屋が説明した。
費用は7~8万掛かると説明すると、予算は3万しか無いと言うので、残りは私が出す事にした。
由香は大喜びでありがとうを連発する。
輕トラにバイクを積み込み、二人で見送った。
由香は盛んに部屋に上がる様に勧めるが、親が居ない時に上がり込む(居たら居たで、それも困るが)のはまずいと思い、断った。
何度断っても納得しない。
またまた由香に押し切れ、部屋へ上がる事になった。
程よくエアコンが効いた部屋は、綺麗に片付けられ、ベッドには縫いぐるみが三体転がっていた。
シャンプーなのかコロンのなのか分からないが、甘い良い匂いがする。
「何か冷たい物持ってくるね、コーヒーとコーラどっちが良い?」
コーヒーと答えると、階段を降りていった。
ベッドに腰かけるのもどうかと思い、小さなテーブルの横に床に直接腰を降ろした。
ふと見上げると、セーラー服がハンガーに掛けられ吊されている。
あの日の事を思いだした。
もうすぐ学校が始まる、由香にとって辛い毎日がやって来るのではないか。
しかしそれを口に出して問うのは、憚られた。
お盆にアイスコーヒーとコーラを載せ、由香が戻ってきた。
テーブルを挟んで由香も床に直接座る。
何かの拍子に由香が下を向いた時、キャミの隙間からわずかな胸の谷間が見えた。
ブラはしてないのか?、してなければもっと早く気付いたと思うが……
良く見るとキャミにはっきりと、二つの突起が見てとれる。
これだけ分かればもっと早く気付いたはずだ。
と言う事は、飲み物を取りに行った時に、ブラを外した事になる。
由香の気持ちを図りかねたが、気付かぬ振りをして由香の話に耳を傾けた。
バイクが直ったら一緒にツーリングに行きたいらしい。
秋分の日が良いと言う。
まぁ休みが合うのは、祭日しかないので、悩み様もないのだが…。
私の横に来てツーリングマップを広げる由香。
あれこれと言いながら、私の腕に胸を意識的に押し付けてくる。
「由香、いい加減にしろよ。何考えてるんた」
「ヘッヘ、分かった」、ちょこっと舌をだす。
「ターくんが、由香の事大事に思ってくれてるのはわかってるよ。だからターくんが良いと思うまでは、Cはしてくれなくても良いよ」
「何を言ってるんだ」
そんなかっこ良い理由じゃ無い、私自身の都合だけだ。
「ターくん彼女居ないって言ってたじゃん、由香が口でしてあげる」
「冗談はよせよ」
由香の手がジーンズの上から、すでに大きくなった男根を摩る。
理性ではまずい事だと分かっていても、本能である性欲を全て押さえる事は出来ない。
「ウァ大きい!」
「よせよ」
由香は、私の言葉を無視して、ジーンズのチャクを下ろす。
それだけでは無理と分かると、ベルトも外しにかかった。
か弱い少女のする事だ、本気で止めさせ様と思えば、出来たはずだ。
私は挿入は無しと言う、理由にもならない事を言い訳に、由香の提案を受け入れてしまった。
前を開けたくらいでは、固く勃起した男根は、取り出せそうになかった。
困惑する由香の手を取り、ベッドに座らせた。
由香は一瞬、拒否されたと思ったのか、悲しそうな顔をする。
私は立ち上がり、シャツを脱ぎ、ジーンズも脱いだ。
状況を理解した由香は、慌ててカーテンを閉め、自分も脱ぎ始めた。
薄暗くなった部屋で、互いに下着一枚で抱き合いキスをした。
「朝シャワー浴びたけど、汗くさいかもしれないよ」
「俺もさ」
そのままベッドに押し倒し、乳房にむしゃぶりつく。
「少し大きくなったか?」
「もう~、ターくん今言わなくてもいいのに。実はBカップ突入、まだちょっとブカいけどね」
乳首を甘噛みする。
アッ、由香が小さく喘ぎ、私の背中に回した手にか力が入る。
パンティの中に手を入れ、溝をなぞるとすでに濡れていた。
パンティを脱がし、股間に顔埋め、隠核を舐め吸い上げる。
蜜壷に舌を差し込み、何度も隠核を刺激する。
由香は声を押し殺し耐えていたが、とうとう堪えきれず絶頂を迎えた。
暫く由香の回復を待つ。
息が整うと私の足元に回り、いきり立つ男根を両手で持ち、上下に摩った。
「ターくんの大きい、さきっぽ濡れてるね。これ精液?」
先走りを説明する。
ヘェ~と言いながら、ソフトクリームを舐める様に、亀頭に舌をはわす。
兄の隠していたエロ雑誌で見た事はあるが、連続した動きは分からないらしく、どうしたら言いのか聞いてくる。
私は一々指示を出し、それを忠実に実行する由香。
男根を扱く由香の手が早くなり、上下する頭の動きも勢いを増した。
「ウッ、出るぞ由香、良いか出すぞ」
一瞬動きを止め頷く。
「ウッ」私は呻きながら、由香の口の中に全てを吐き出した。
由香は、くわえたまま離さない。
咳き込みながら喉を鳴らし、全てを飲み込む由香。
精液を吸い尽くす様に、亀頭を強く吸い上げる。
しばらくいて顔上げると、微笑みながら
「ターくんの精液美味しい、全部飲んじゃった」
「美味い訳ないだろ、大丈夫か」
「平気だよ、由香ターくんが逝ってくれて嬉しい」
その健気さが愛おしかった。
またキスをすると、互いに愛撫し合い再度絶頂を迎え果てた。
体を離した時、時計は1時を回っていた。
シャワーを借り、由香はバイクに乗る服装に着替え、食事に出た。
ファミレスのテーブルを挟んで、思い切って聞いてみた。
「学校始まるけど、大丈夫か」
「う~ん、分かんない」
「でも二学期になっても同じなら、今度は学校に言うつもり。ターくんが側に居てくれたら、勇気百倍だもん」
「お母さんには話したの?」
「まだだけど、大丈夫!ママになら言えると思う。でもパパに知れたら、ちょっとややこしいかな」
「多分、学校乗り込んじゃうかも」
「まぁどちらにしても、早く解決した方がいいよ」
「了解!」おどけて返事してみせる。
見た目は明るいが、無理をしているは分かった。
それ以上は聞くのは止め、ツーリングの話をした。
秋分の日の行き先を決め、由香を家まで送った。
一人になると自己嫌悪に苛まれる。
欲望に負けた無責任な自分。
これから先、由香をどうするつもりなのか。
ただ一つ、まだ由香と肉体的に結ばれていない事だけが、救いだった。
第三者から見れば、それに何程の意味も無い事は分かっていた。
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