掌にわずかは膨らみを感じながら、乳房をまさぐる。
掌で小さな突起を確認し、その突起を指先で摘む。
アッ、由香が小さく喘いだ。
布団をめくり、由香のガウンを脱がす。
私もガウンを脱ぎ捨てた。
今日昼間、焼いたばかりの肌がほんのりと赤味をおびて、水着の跡を浮き上がらせている。
白く浮き出た乳房に魅せられ、小さく控えめな乳首に吸い付き舐め回した。
ウッ、アッと由香が喘ぐ。
手を下へ、太腿を軽く撫でると、ピクッと体に力が入る。
足は固く閉じられているが、淡い恥毛を二、三度撫でると、わずかに緊張が解け足から力が抜けたた。
すかさず股間に手を差し込む。
指先を曲げ、幼い秘裂をゆっくりとなぞる。
何度か上下させると、クチュクチュと音をたて愛液が溢れだした。
「由香、濡れてるよ」
「イャ恥ずかしい」
由香は両手で顔を覆った。
その手をどけて、キスをする。
「もっと感じさせてあげるからね」
由香の足元にまわり込み、股間に顔を埋めた。
石鹸の香りと共に、若い雌の匂いが立ち込める。
「由香、良い匂いだよ」
「ターくん、恥ずかしいよ~」
両手で秘裂を広げ、小さな蕾を舌で舐める。
「アッ凄い、ターくん気持ち良い」
秘孔から愛液が湧き出てくる。
秘裂を上下に激しく舌で刺激すると、弓なりに体を反らせ、シーツを握り絞めるる。
「ターくん、なんか変だよ。由香おかしくなっちゃうよ」
逃げる様に動く由香の腰を押さえつけ、さらに激しく責めたてた。
「駄目、駄目逝っちゃうよ」
太腿がピクピクと痙攣する。
両手を伸ばし、乳首を弄る。
「アァン、駄目気持ち良い、逝っちゃう~……イク!」
腰を激しく痙攣させ、あっという墹に絶頂を迎えた。
目を閉じて、肩で息をする由香。
呼吸が落ち着くのを待って、再び胸から責める。
秘孔は充分な湿り気を帯ている。
私の男根も痛いくらい勃起して、亀頭からは先走りがヌラヌラと垂れていた。
「由香、本当に良いのかい」
由香はウンと頷ながら、「ターくんと一つになりたい」と、微笑みながら言う。
由香の両膝を抱え、亀頭を秘裂に擦りつけ潤滑剤とした。
秘孔に亀頭を押し付け半分程入ったが、そこからはきつくなり、それ以上入れる事が出来ない。
何度か試みるが、挿入できない。
こんな時に妻との初体験が脳裏を過ぎった。
高校三年の春休み、受験する大学の下見を友達と行くと口裏を合わせ、二泊三日の旅行に出た。
一日目は痛がる妻に根負けして失敗。
二日目に何とか交わる事ができた。
固く目閉じ唇を噛み締め、両手でシーツを握り絞める由香の姿を改めて見た時、妻の姿とだぶってしまった。
私は由香の同級生でもなければ。少し年上の先輩でもない。
16も年上のおじさんだと言う事を、思いだした。
私はこの子にとって何者なんだ。
本当に責任が取れるのか、いやそんな事を本気で考えているのか。
今なら引き返せる。
急速にブレーキがかかり、一瞬にして萎えてしまった。
「由香ごめん、もう良いよ、よく頑張ったね」
薄目を開けた由香の額には玉の汗が光っている。
「やっぱりこんな事駄目だよ、悪かった許してくれ」
握り締めたシーツを離した由香の掌に、私の掌を合わせ強く握る。
「ごめんなさい、由香が我慢出来なくて、痛がるから。ターくんごめんなさい」
由香の瞳から、大粒の涙が零れる。
「違うよ由香、俺が間違ってた。だから泣かないで」
泣き顔の由香にキスをする。
「今日はもう帰ろう」
イャイャと言う様に首を振る由香。
「分かってくれ」
「ごめんなさい、ごめんなさい」
なぜお前が謝るんだ。
私は自己嫌悪に押し潰されさうになる。
由香が泣き止むのを待った。
泣き止むまで私は、由香の髪をなぜ続けた。
落ち着いた由香に、もうすぐ6時になるから、家に電話する様に言った。
由香は頃合いをみて母に電話を入れ、7時半までに帰宅する事を伝えた。
シャワーを浴び、まだ湿ったままの服を着て身支度を整える。
帰りつく頃には、服も乾いているだろう。
精算を済ませ、帰路につく。
雨はすっかり上がり、日没を迎えた空は、まだ充分な明るさを保っていた。
沈み行く残光がバックミラーに乱反射して、シールドを照らす。
ハイビームのライトで、先行車を牽制して次々に追い越しをかける。
後ろで由香が、行け行けと歓声を上げる。
いつもこの由香の明るさに、助けられる。
駅に着いた頃には、服は乾いていた。
由香はバイクを降りると、デイパックにヘルメットを詰め込み、駐輪場から自転車をひっぱり出した。
「私、八月から教習所行くからね。一緒にツーリング行ってね」
分かったと頷き、「急がないと、母さんが心配してるぞ」
「分かったてる、今日はありがとう。」
ペダルに足をかけ、反対側の足で地面を二、三回蹴ると勢い良く走りだした。
チリンチリンとベルを鳴らすと、振り返り様
「ターくん好き」と、言って走り去った。
私は由香が見えなくなるまで見送った。
このままで良いのか、頭の中はぐちゃぐちゃだった。
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