『ぷにゅっ』
これまで触ったどんな物より、柔らかかった。
薄い夏物のパジャマは、汗でうっすらと湿っていた。
指先でそっと、お尻の丸みを確認するように撫でまわすが、りおは変わらず、スヤスヤと眠っている。
ここでやめなければならない。
これ以上触ったら、取り返しがつかないことになる。今ならまだ…
しかしその時僕は、理性を失うというより、バカになっていた。
考えているつもりで、まともに物が考えられず、正しい判断ができない。
『りおが目を覚ましても、心配になって見に来たといえば、許してくれるかも。りおは優しい子だし、僕になついてくれているし。』
実際にはそんなことはありはしない。どんなに仲が良い教師でも、夜中に目が覚めたとき、お尻を撫で回されていたら、悲鳴をあげるのが普通だろう。
なぜ、そんな当たり前のことが分からなくなっていたのか…
撫でている内に、無意識に指が尻だぶの谷間に落ちる。
そこは、他よりも一段と熱く、湿っていて、隠微な感じがした。
人差し指と薬指で軽く右の尻たぶを持ち上げ、中指で割れ目の奥に触れると
『ぐにゅっ』
尻だぶより更に柔らかい部分に触れた。同時にりおの身体が
『びくっ!』
と動き、僕は背中に冷や水を浴びせられた思いがした。
思わず手を離し、固まっていたが、りおは目を覚ます事もなく、静かな寝息を立てている。
『眠っていても、感じるのかな? 夢の中で、気持ちよくなるとか…』
そんな妄想に取りつかれ、僕は彼女から離れられなくなった。
もう一度、尻たぶを開き、奥に触れる。
『ここはどこだ?お尻の穴か?それとも…』
さっきより強めに中指を押し込みながら、溝に沿って上下に動かしてみる。
りおは『びくっ!びくっ!』と何度も小さく反応し、次第に呼吸が荒くなって行くが、まだ目覚める気配がない。
やがて僕は、自分が触れているところが、陰裂の一番下、膣口周辺であることを確信した。
わずかに陰裂を押し開き、膣口を中心に円を描くように指を動かすと、彼女の呼吸が更に高まり、明らかに汗とは違う液体で、パジャマのその部分が湿ってきて、僕の指先を濡らした。
『やはり、りおは眠りながら感じている。りおの身体は、僕の指で気持ちよくなってくれている!』
この考えで僕は、自分のこの卑劣な痴漢行為が、彼女に容認されたような錯覚に陥った。
実際、彼女の身体は女としての本能、男と性交し、受精し、妊娠する機能を持つ者として、素直に異性の愛撫に性的な反応をしたのかも知れない。
しかしそれは、彼女の意志、理性とは無関係だ。
どんなに軽い少女でも、仮に性行為で快感を得たいと思っても、相手を選ぶ。誰でもいい訳ではない。
ましてりおのような子なら、尚更だ。
でも僕は、その時本当に、バカになっていたのだ。
『りおちゃんが喜んでくれているのなら、もっと気持ちよくしてあげなければ』
僕は彼女のズボンとショーツを脱がそうとした。
すると彼女が
「んっ…んっ、んっ…」
と呻きながら動き出したので、いよいよ目を覚ますのかとヒヤヒヤしたが、寝返りを打って仰向けになっただけだった。
僕は、真っ直ぐ伸びたりおの細い足首からズボンとショーツを抜き取り、膝の裏に手を掛けてゆっくりと開かせ、脚を少し曲げさせた。
彼女は、緩いM字開脚のような姿勢になった。
初めて見るりおのそこは、予想通り、真っ白な肌に深い陰裂が1本。上端にわずかに、絹糸のようなか細い陰毛が生え始めていた。
さっきからの僕の愛撫でしっとりと濡れ、艶々と光っていた。
僕はそこに口を着け、丁寧に嘗め始めた。
「んっ! んっ!あっ!… あっ!」
りおが眼をつむったまま、可愛いあえぎ声を上げ始めた。
『り、りおちゃんが喜んでる!もっと、もっとしてあげなくちゃ!』
僕は彼女の声に興奮し、更に激しく嘗め立てた。
しかし…
僕が彼女の襞の上端を指で広げ、中の真珠を集中的に責め始めると、彼女は
「ん…んあっ! あっ… …! だ、誰?」
ついに目覚め、僕の方を見た。
僕は顔を上げ
「りお…」
と呟いた。
「えっ?せ、先生? なにして… あっ!やっ、やめて… やぁ…」
りおが目を覚ました!
普通に考えれば、淫らな行為はすぐに中止し、彼女に詫びるべきだっただろう。
だが、僕の中には、ついさっきの彼女が可愛らしく感じてくれていた時のイメージが強烈に残っていて、あと少し、感じさせることができれば、彼女もこの行為に夢中になり、『やめて』と言わなくなるようなきがしてならなかった。
僕は夢中で、愛撫を続けた。
どうすれば彼女がもっと気持ちいいか?それだけを真剣に考えた。
「やっ!いやっ! あっ、あっ! ダメェ… やぁ…」
りおは、イヤイヤをしながらも、やはり僕の愛撫に感じているように見えた。
あと少し!
だが…
ふと気がつくと、彼女のあえぎ声は止み、代わりに嗚咽が聞こえてきた。
「…りお?」
「せんせぇ やめてぇ… え、えっちなことしちゃ、やだぁ…」
りおは両手で顔を覆って、しゃくり上げていた。
…繰り返しになるが、僕は彼女の身体だけを求めていたのではない。
心から愛していたのだ。
好きになった女の子が泣いているのに、平気でいられる男はいない。
僕は彼女の涙で、一気に我に返った。
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