次の休みの日、僕はわずかな荷物とともに、社長宅、つまりはりおの家に引っ越しをした。
考えてみれば、僕とりおのデートの場所は、ずっと僕の部屋だった。
そこで僕たちは何度も、身体を重ねあったのだ。
さすがにそこまではっきりとは、社長に告げてないが、世慣れした彼のこと、僕たちがそういう付き合いをしていたことは察していただろう。
付き合いを認めるからには、いまさらそれを止める訳にもいかない。ならば責めて、自分のテリトリーの中でやってほしい。そう考えたのだろう。
僕にとっても、多少の息苦しさはあるかもしれないが、何しろ好きな彼女と一つ屋根の下で暮らせるのだ。異論があろう筈もなかった。
引っ越しの夜、社長の奥さんが、豪勢な手料理でもてなしてくれた。
社長も上機嫌。酒を進められたので、少しだけ付き合った。
でも僕にはそのあと、重要な予定があったので、何とか深酒しない程度に断り、自分の部屋に戻った。
…夜中。社長夫妻が寝静まった頃、りおがバジャマ姿で、枕を抱えて来てくれた。
彼女が部屋に入るなり、僕は彼女をきつく抱き締め、何度もキスをした。
りおの身体に触れるのは、実に半年ぶりだった…。
りおは、持ってきた枕を僕のベッドに据えると、横になった。
お互いの顔を見て話すのも半年ぶりだったので、話したいこともたくさんあったのだが、それよりまずは…
パジャマの前を開けて、肌着を捲り上げると、半年見ない間に一回り大きくなったおっぱいが現れた。
りおが心配そうに
「先生、このおっぱい、好き?」
と聞いてきたので、答えの代わりに彼女の手を取って、ムスコへと導いた。
「固い…」
彼女はホッとしたように微笑んだ。
そっと先端を口に含んで見る。3年前とは違い、もうすっかり『乳首』の形になったそれを、唇でくわえて、舌先で転がすと
「ひあっ!? んっ… あっあっ…」
最初驚いた声をあげたが、すぐに可愛い声であえぎ始めた。
当然だが、彼女にとってもそこを嘗められるのは、半年ぶりのことだったのだ。
僕はもう抑えが効かなくなり、乳首から乳房、脇腹へと夢中で嘗めた。
ところが、いよいよ僕の唇が、りおのそこへ近づいて行くと、
「あ、先生待って!」
と言って身体を起こした。
すると彼女はなんと、僕のパジャマとトランクスを脱がしにかかった。
『もう挿れてほしいのかな?』
僕が彼女のするがままに任せていると、彼女はトランクスから飛び出したムスコの根本を握り、しばらくそれを睨んでいたが、やがて意を決したようにそれを
『パクっ』
と口に含んだ。
「り、りおちゃん!どこでそんなこと… だ、だめだよ、君はそんなことしちゃ…」
僕のイメージでは、りおは自分からフェラチオをするような子ではないはずだった。
しかし、ムスコの先端を柔らかくて暖かな物体が這いまわる強烈な快感に、僕はとても彼女を制止できる状態ではなくなった。
それどころか、ムスコは更に奮い立ち、早くも射精の準備を始めている。
『こ、このままじゃ、りおの口の中に出してしまう。それだけは…』
ふと横を見ると、りおの可愛いお尻がある。まだパジャマのズボンを履いたままだった。
僕は無意識にズボンとショーツを一緒に下ろした。
「あ、先生、だめぇ…」
僕は構わず、彼女のショーツとアソコの間に頭を突っ込み、そこを嘗め始めた。
僕たちは、シックスナインと呼ばれる体制になって、ひたすらお互いを貪り合った。
『どっちが先にイクかな?』
嘗めながらぼんやり考えていたが、やはり僕にとって、りおの柔らかい舌でなぶられながら、女子高生に鳴っても全く清楚さを失わないりおのそこを嘗めるのは刺激が強すぎで、あっという間に登り詰め、彼女の口の中に大量に発射してしまった。
あまりの快感に目の前が白くなり、そのため彼女がそのあと口の中の精液をどうしたか、よく覚えていない。
ベッドに大の字になり、肩で息をしている僕の横に、りおは横たわり
「気持ちよかった?」
と聞いてきた。僕が
「こら!清純な女子高生が、こんなことしちゃダメですよ。」
とわざと教師風に言うと
「は~い、わたし全然清純じゃありませ~ん」
と返したので、二人で顔を見合わせて笑ってしまった。
休憩時間。僕は彼女を抱きよせ、背中越しにお尻に手を伸ばし、たぶを開いて膣穴の辺りを弄った。
クチュクチュ
という淫靡な音が響き、
「あっ… あんっ…」
と、りおが切なそうな声を出す。
そういえば彼女はまだイッてないのだった。
たちまちムスコが復活したので、挿入の体制になる。
正常位で、久しぶりの膣内の暖かさを味わいながら、ゆっくりと挿れて行く。
僕が動き出すと、りおは背中に手をまわしてしがみつき、腰を前後させて僕の動きに合わせてくれる。
僕が、一度射精した余裕で緩やかに、淡々と動き続ける。
するとやがてりおが
「あ… せ、先生… なんか変… なんか… 今までと違う… あっ…」
と、少し戸惑ったような声をあげ始めた。
僕が少しピッチを上げると
「あ… なんか来る… なに?… あっ!あっ! んーっ!」
と叫んで両脚をピンと突っ張った。
それに促されるように僕も、夢中で何度も腰を打ち付けたあと、りおの膣内に、2回目とは思えないほど大量に発射した。
あまりの快感に、僕は彼女の身体の上から、しばらく動けなかった。
りおが僕のアパートに来てくれていた頃、僕たちは何度も交わり、彼女はそのたびにエクスタシーを迎えた。
でも思えば、クンニなどではなく挿入によって迎えたのは、この時が初めてだった。
女の子にとって、そこを嘗めたり触られたりでイカされるのと、挿入によるのとでは、『しあわせ感』がまるで別物なんだ、と、後で彼女に教わった。
ようやく僕が上からどくと、彼女は深いため息をついたあと
「…今ので、受精しちゃったかも…」
と呟いた。
「…今日、危ない日だったの?」
「ん~… ビッタリって訳じゃないけど… でももう一緒に住むんだから、そうなってもいいよね?」
僕はなんと返事していいか分からず、曖昧に微笑んだ。
その時僕は、何となくこの家に婿入りしたような錯覚に襲われた。
しかしそれは、決して不愉快な感覚ではなかった。
結局その日、りおは受精しなかったので、その後も学園に通い続け、短大まで卒業した。
そのタイミングで僕たちは入籍し、僕は本当にりおの家の婿になった。
今ではすっかり『婿殿』として定着し、毎日社長夫妻と、りおの4人で食卓を囲み、旅行に行ったりもする。
最初あれほど交際に反対していた社長も、今では折に触れて
「跡取りはまだか?」
と、孫の催促をする始末だ。
教師になる、というのは、僕の子供の頃からの夢だった。
それなりに努力して夢を叶えたのだったが、一人の少女との愛を守るため、僕はそれをかなぐり捨ててしまった。
思えば子供の頃思い描いたのとは、ずいぶん違う人生を歩んでいるのだが、これはこれで悪くはないのではないかと、今はそう思っている。
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